スーダン南部 独立問う住民投票が終了
TBS系(JNN) 1月16日(日)12時16分配信
ロイター通信などによりますと、今月9日からスーダン南部を中心に行われていた住民投票は現地時間の15日午後6時で投票が締め切られ、開票作業が始まりました。今回の住民投票は、アラブ系イスラム教徒が中心の北部・中央政府からキリスト教徒が多数を占める南部の分離独立の是非を問うものです。住民投票管理委員会によりますと、投票率は投票開始から4日の時点で住民投票が成立する6割を超えていて、最終的には有権者の9割が投票したものとみられています。第1回目の暫定結果は今月30日に発表される予定ですが、独立賛成の票が過半数を占めるのは確実な情勢となっています。
一方で、南北の境界に位置する油田地帯・アビエイ地区は帰属が決まらないまま投票の期間中にも武力衝突が発生しており、今後、新国家誕生までのプロセスが順調に進むかどうか予断を許さない状態です。(16日08:46)
最終更新:1月17日(月)0時29分