ボージョレ・ヌーボー:ペットボトル入り商品今年限り?

2010年11月18日 20時31分 更新:11月18日 22時43分

解禁され店頭にずらりと並ぶ「ボージョレ・ヌーボー」。今年は購入しやすい500円の物も登場=福岡市東区のイオン香椎浜ショッピングセンターで2010年11月18日、山下恭二撮影
解禁され店頭にずらりと並ぶ「ボージョレ・ヌーボー」。今年は購入しやすい500円の物も登場=福岡市東区のイオン香椎浜ショッピングセンターで2010年11月18日、山下恭二撮影

 手ごろな価格で販売が伸びており、18日に日本で解禁されたフランス産ワインの新酒「ボージョレ・ヌーボー」のペットボトル入り商品が、来年から姿を消す可能性が出てきた。フランスの民間生産者団体「ボージョレワイン委員会」は、ボージョレ産ワインをガラス瓶の使用に限定する法案作成を働きかけるとしているためだ。

 同委員会のグザビエ・バルベ共同会長は18日東京都内で会見し、ガラス瓶詰めであることを「ボージョレ産ワイン」を名乗れる条件とする方針を明らかにした。来年6月に法令を運営する政府系機関に申請し「受理される見通し」という。同委員会はペットボトルはイメージや品質維持で問題があると指摘している。同国の政府系機関の審査を通れば、来年にもペットボトル入りのボージョレが流通しなくなることになる。

 ドン・キホーテが最安の1本(750ミリリットル)578円、西友は1本690円で売り出した。ドン・キホーテはペットボトル禁止の動きについて「危惧(きぐ)しているが、ニーズがあることは確か。決定していないのでまだ何とも言えない」と話す。大手スーパーのイオンでも「そのときの制度に従って販売していく」と話している。【谷多由】

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