傾いて住めないようなマイホームを購入させられても、大工の意気込みがすごい、壁の色が綺麗、施工会社が熱い。 などと言って、微笑をたたえるしかない気持ち悪い人間像が目に浮かびます。
文部科学省のちゃちな冠を、何が何でも組織で守るような行為を、こういう場でやる愚かな人たちはさておいて。 (あまりの酷評に、今度は星を多くつけながら、駄文で批判を匂わすとは。色々考えますね。)
結末やあらすじ、登場人物等がもうすでに知れている作品に携わるのならば、それなりの構想や覚悟がいるのは当然の事でしょう。 プロなのですから。
プロの仕事と言うものに関して、厳しい目で判断することができない人が多いですね。 ここのたくさん星を付けている人たちは。 生ぬるい優しさや思い入れの果ての拡大解釈など、何の評価にも値しないと言う事を知るべきです。
私は何の先入観も持たないでこれを見ましたが、これが現代の日本映画の象徴と言うのならそれも然りです。 ただ、これは足を運んでみるようなものではない。悪い象徴でした。
不完全なものを突き付けられて、微笑して褒めているようでは情けないです。 わかってないようですので言いますが、バカにされたのですよ。 オーディエンスに対して、これでいいだろうと言うような妥協の産物の作品でしたよ。
特にアニメを懐かしまれた方々にとっても、これは昔心踊らされてワクワクした期待感などをぶち壊されてしまった感がありますけど。 某パチンコ屋のCM、たった30秒のCGのヤマトのほうがものすごく興奮したという、一緒に観覧した同僚の言葉が全てを物語っていました。
リメイクというのならば、荒野の7人、座頭市などの作品が過去にありますが、これらの評価を踏まえて、この作品が傑作でしたなどと言えますか? これがハリウッドなどで、対等に肩を並べる作品とでも言えますか? それが出てこないのなら、うんちく等語るべきではないと言われてしまうような気がしますけれど。
予算が、時間がないのならそれなりに工夫をするものでしょう。 この作品はそういうところも、全くと言っていいほど見えない。 いつから日本映画は、いい加減な手法で、いい加減な方法で映画と言うものを作成することを覚えてしまったのでしょうか。
役者は自分が割り当てられた登場人物を演じるのが仕事。 いつも通りの自分像を映画で、演技でそれをやってるような役者は単なるアマチュアです。 演技と言うものができていないのですから。
欲求の赴くままに身を任せて、嫌なことを全てその時は忘れるのが人間だとでも? 個を滅して公を重んじるというような大義を抱えた者が、生きるか死ぬかと言う時に酔って乱痴気騒ぎを起こしたり、個人的な恋愛感情をぶつけたりするものですか。 馬鹿馬鹿しい。 見苦しいほど個人の生のみに執着しているだけの、無頼の集いです。 ヤマトにする意味が全くない。
そういう所からも、お粗末なストーリーという事を何も見えてない高評価の方々。 この作品から愛や希望を見いだせるというのは、苦笑と共に大変驚きです。 感動したとか、感動をありがとうとかと言うような、使い古された言い回しのリップサービスの延長ですか?
時間とお金を無駄にした、大いなる怒りの作品です。
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