大学入試センター試験は2日目の16日、雪の影響などで交通機関に遅れが出たため、新潟や長野など全国の10の会場で試験の開始を遅らせましたが、そのほかの会場は予定どおり試験を行っていて、受験生たちは午前中、「理科」と「数学」の試験に臨んでいます。
大学入試センター試験、2日目の16日は九州から関東北部にかけての広い範囲で雪が降り、各地で厳しい冷え込みとなっています。大学入試センターによりますと、雪の影響などで交通機関のダイヤが乱れたため、新潟・長野・三重・鳥取の4つの県のあわせて10の会場で、試験の開始時間を最大で1時間繰り下げましたが、そのほかの会場では予定どおり午前9時半から理科の試験が始まりました。会場の1つ、東京・目黒区の東京工業大学では、冷たい風が吹くなか、受験生たちが高校の教員に「頑張って」と激励を受けて会場に向かっていました。大手予備校などによりますと、ことしの大学入試は、厳しい経済状況の影響で受験生が就職を意識して、教員養成や看護・医療系など資格の取得につながる学部の志願者が増える見込みだということです。看護師を目指しているという女子高校生は「ことしは看護学部の志願者が増えているので、負けないように頑張りたい。やれることはやってきたので、出し切りたいと思います」と話していました。また、工学部を志望している女子高校生は「千葉から来ましたが、地元では雪が降っていてびっくりしました。夢に向かってプレッシャーに負けないように頑張りたいです」と話していました。センター試験は、午後も理科と数学の試験が行われます。