漫画「タイガーマスク」の主人公などの名前で児童養護施設などへの贈り物が相次いでいることを受けて、各地の児童養護施設で作る団体は、贈り物をする場合は「何が必要なのかを事前に施設に問い合わせてもらえればうれしい」とするお願いの文を、ホームページに掲載しました。
漫画「タイガーマスク」の主人公などの名前で、児童養護施設などに届けられるランドセルや文房具、それに現金などの贈り物は、これまでに1000件を超えています。送り主の中には、ことしの春から小学校に入学する子どもの人数を、児童養護施設側に事前に問い合わせたうえで、必要な数のランドセルなどを贈る人もいますが、品物が施設に突然届いたり、同じ種類の品物が複数の人から一つの施設に集中したりするケースも少なくありません。このため、施設の中には、贈り物を喜びながらも扱いに戸惑うケースもあるということです。このため、579か所の児童養護施設で作る「全国児童養護施設協議会」は、「施設に何が必要なのか、事前にお問い合わせいただくとうれしく存じます」などとするお願いの文をホームページに掲載しました。協議会では「数多くの贈り物には非常に感謝しておりますが、皆さんのご厚意をより生かすためにご協力をお願いできれば」と話しています。