与謝野経済財政担当大臣は、初閣議のあとの記者会見で、民主党政権を批判してきたにもかかわらず閣僚に就任したことについて、「いろいろな批判があるとは思っていたが、税制改革と社会保障の持続性の確保は、この10年来、私が心血を注いできた仕事であり、菅総理大臣もなみなみならぬ決意を持っていることで、私も進んでこの役職をお受けした」と述べました。また、年金制度改革については、「いろいろな案が出されているが、それぞれ一長一短があって完璧なものはない。年金の問題は国民の多くが関心を持っているので、すべての今まで出された案、民間の案を含めて、総合的に検証する必要がある」と述べました。一方、衆議院選挙の東京1区で争ってきた海江田経済産業大臣と同じ内閣で閣僚を務めることについて、「必ずや海江田さんはいろんな政策課題をうまくこなしていかれると信じているし、選挙の競争関係とは別に、エールを送りたいと思っている」と述べました。