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漫画「タイガーマスク」の主人公「伊達直人」を名乗る人物からの寄付が全国で相次ぐ中、東京都清瀬市の児童養護施設「子供の家」に、「伊達直人」から時価116万円相当の金塊とみられる金属が贈られていたことが15日、分かった。同封の手紙には「半世紀程前、私の父もこちらでお世話になりました。息子の代でやっと恩返しができたかな?」と記されていた。
ランドセルからスタートして現金、玩具、文具、菓子と多様化していた「伊達直人」のプレゼントアイテムは、ついに「金塊」にまでエスカレートした。
「子供の家」の職員によると、14日午後0時30分頃、同施設の中野豊副園長(53)が郵便受けをのぞくと、東京・江戸川郵便局消印のB4サイズの封筒が入っていた。ズシリという手応えに、中野さんは「重いなあ。これ、爆弾かもしれませんよ」と大野紀代園長(63)に手渡した。このジョークに笑いながら開封した大野園長だが「エーッ!! これ、金!?」と仰天。手元には、まぶしい輝きを放つ物体があった。
純金とみられる金属は縦約7センチ、横約3センチ、厚さ約1センチ。本物なら約116万円相当になるサイズで、表面には「300グラム TANAKA KIKINZOKU」と刻印され、専用のビニールケースに包まれていた。
郵便には手紙も同封。「前略 この施設にいらっしゃる小さな方々の為に、僅かで申し訳ありませんが、お役立て頂ければ幸です」と記されており、さらに「追伸 半世紀程前、私の父もこちらでお世話になりました。息子の代でやっと恩返しができたかな? 伊達直人」と書き加えられていた。
現在、4~18歳の男女の子ども約40人が暮らす同施設は、1949年に開園。55年から73年までは入園対象を女児のみとしていたため、「半世紀ほど前に私の父も」という記述のとおりなら、49年から55年までに在籍した男児の子どもが「伊達直人」の正体ということになる。
同施設には、数日前にも「アンデルセンのマーメイド」なる差出人から「遠くから幸せを願っています」という内容の手紙が送られたばかりだった。今回贈られた“金塊”は、業者などを通じて本物と確認されれば、東京都や警視庁と相談したうえで換金し、子どもたち用のパソコン、スポーツ用品、退園する子どもの進学資金などに充てたい意向だ。加藤望理事長(68)は「ありがたいことです。せっかくのご厚意なので、喜んでいただけるような使い方をしたいです」と語っている。
(2011年1月16日06時02分 スポーツ報知)
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