お笑いユニット「ザ・プラン9」のなだぎ武(40)の初著書となる自伝小説「サナギ」(ワニブックス刊)の発売記念会見が15日、大阪市内で行われた。
弁当箱を開けると砂を入れられる、殴る蹴るの暴行を受けた上に便器の中に顔を突っ込まれるなど、中学時代の壮絶ないじめ体験、その後の引きこもり生活を赤裸々につづった一冊。ギリギリまで出版者側からのオファーを断り続けたなだぎだけに、この日は笑いを“封印”した。
「まったく明るくない青春でした。芸人にとっては邪魔になる過去かもしれませんが、40歳、芸歴20年という節目を迎えたし、形に残しておこうと思いました」と“カミングアウト”の決断理由を説明した。
「子どもを持つ同年代のお母さんに読んでもらいたいですね。子育てに悩んでらっしゃる方も、僕の過去を見て『この子よりは、ウチの子の方がマシだわ』と思ってもらえると思いますよ」。最後まで、ピン芸人としてよりも“作家”の顔で?重いデビュー作をPRしていた。
【動画】 エンタメ/ グラビア/ 【コラム】 井上公造/ NYトレンド/ プチおやじ部/ 【宝塚】 バックナンバー/ フォト/ 退団者/ 公演日程/ 紙面紹介/ 【アーカイブ】 日本アカデミー賞/ レコード大賞/ 流行語大賞/ M-1グランプリ/