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藤波vsマスカラス!2・5初の一騎打ち

 マスカラスの写真を手に、初の一騎打ちに闘志を燃やす藤波=都内のIGF事務所
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 マスカラスの写真を手に、初の一騎打ちに闘志を燃やす藤波=都内のIGF事務所

 アントニオ猪木(67)が率いるプロレス団体「IGF」は14日、都内で会見し、2・5福岡国際センター大会で藤波辰爾(57)とミル・マスカラス(68)が激突するシングルマッチを発表した。藤波のデビューも、マスカラスの初来日も同じ1971年。日本マット界では今年でちょうど40年のキャリアを誇る両雄だが、一騎打ちは意外にも初めてとなる。日墨を代表する「レジェンド(伝説)」が時を超え、昭和プロレス黄金時代を九州の地で再現する。

  ◇  ◇

 40年という時を超え、飛龍戦士と仮面貴族が初激突する。IGFが11年シリーズで実施する「藤波デビュー40周年特別試合」の第1弾。同時代を戦った“レジェンド”たちとの対決がテーマとなり、リック・フレアーやボブ・バックランドら往年の名レスラーが候補に挙がった中、マスカラスに白羽の矢が立った。

 藤波は「僕にとって偉大なスター。タッグ戦では1、2度、組んだり、戦ったりはしたが、シングル戦はなかった。ここに来て真正面から相対することになり、ワクワクしている」と興奮を隠さなかった。IGFの宮戸優光GMは「ファンにとって見たくても見られなかったカード。これを逃すと、もうないのでは」と期待を込めた。

 09年3月、都内で開催された興行「仮面貴族FIESTA」でタッグ対決。マスカラスが必殺技フライングボディーアタックで宙を舞い、藤波の相棒だったグラン浜田を倒した。その試合後、両者はそろって「一騎打ち」を熱望していた。

 当日、マスカラスは入場曲『スカイハイ』に乗ってさっそうとリングインし、オーバーマスクを熱狂する会場のファンに投げるだろう。藤波は「メキシコの偉大な英雄。プライドと芯を持っている」と敬意を表し、「彼の華麗な技をすべて受ける。自分の技も出す。熱い時代のファンのため、プロレス界の起爆剤になりたい」と宣言した。

 藤波は仮面貴族のフライングボディーアタックに対し、封印中の“ドラゴンロケット”解禁を示唆。「(今月10日の)長州戦は病み上がりだった。今回は時間があるので、体をしっかりつくり上げる」と気を引き締めた。

(2011年1月15日)

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