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【芸能・社会】細川俊之さん急死 自宅で転倒 舞台「ショーガール」などで活躍2011年1月15日 紙面から クールな二枚目として数々の映画やテレビ、ミュージカルに出演したほか甘い美声でラジオでも活躍した俳優細川俊之(ほそかわ・としゆき)さんが14日午前5時24分、急性硬膜下血腫のため、東京都内の病院で亡くなった。70歳。福岡県出身。通夜・葬儀などは、故人の遺志で遺体が医療機関に献体されたため行われない。 関係者によると、細川さんは12日午後、自宅の居間で転倒し、頭部を強打。病院に運ばれたが、そのまま帰らぬ人となった。病院を通じて警視庁が調べたところ、事件性はないと判断された。細川さんは足腰が弱くなっていたとみられ、昨年12月から自宅で何度か転ぶことがあり、同月末には個人事務所を閉鎖していた。ただ、大阪芸術大学で舞台芸術に関する教鞭(きょうべん)をとるなど、亡くなる直前まで元気な様子を見せていた。 献体は生前の細川さんの遺志に基づくもので、遺体は14日中に都内の医療機関に搬送されたという。 細川さんは大学中退後、俳優座養成所を経て、1964年に文学座入り。若手の二枚目俳優として頭角を現し、舞台や映画で活躍。70年の吉田喜重監督「エロス+虐殺」で注目を集めた後に文学座を退団しフリーに。74年にはドラマ「時間ですよ 昭和元年」で陰のある男を演じて話題となった。「ムー一族」では、たこ八郎との掛け合いでコミカルな面も見せた。 独特の美声を生かしてミュージカルでも活躍。木の実ナナ(64)と共演した「ショーガール」の公演は15年間にわたって続いた。FM東京(現TOKYO FM)でパーソナリティーを務めた「ワールド・オブ・エレガンス」は、16年半続いた。アニメでは、「あしたのジョー」(劇場版)の力石徹役としても知られた。 2004年から大阪芸術大芸術学部教授も務め、後進の指導に当たっていた。一昨年出演したテレビ朝日系「徹子の部屋」で、1995年に糖尿病を患った後、脳内出血で倒れた経験を告白していた。 ◆木の実ナナの話とても悲しいです。最高のパートナーでした。細川さんがいてくれたので15年間、ショーガールが続けられた。ショーガールの作・演出家の福田陽一郎さんが昨年亡くなられ、この知らせ。とても悔しく残念です。半年ほど前、お元気な細川さんとご一緒したばかりなのに信じられません。大切な優しい戦友でした。 ●細川俊之(ほそかわ・としゆき) 1940(昭和15)年12月15日生まれ。福岡県出身。学習院大中退後、64年に文学座に入り「無言な毒薬」で初舞台。74年から木の実ナナと2人きりで演じたミュージカル「ショーガール」(福田陽一郎作・構成・演出)が大ヒット。映画やテレビドラマにも多数出演。アニメ「あしたのジョー」(劇場版、80年)では力石徹役で声優を務めた。04年から大阪芸術大学教授。私生活では67年に女優の小川真由美と結婚したが73年に離婚。74年に宝塚歌劇団出身の藤本典江と再婚した。 PR情報
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