中国政府に4回抗議 上海総領事館員の自殺問題 (産経新聞 2005/12/28)
政府高官は28日午前、 中国の在上海日本総領事館の男性職員が中国から外交機密に関する情報提供を強要されたとの遺書を残して自殺したとされる問題に関連し、 外務省の佐々江賢一郎アジア大洋州局長らが中国政府に対し計4回抗議したことを明らかにした。
抗議は、 2004年の問題発生後に当時の杉本信行駐上海総領事、北京の日本大使館の堀之内秀久公使がそれぞれ行ったほか、今月19日には、 中国に出張した外務省の泉裕泰中国課長、27日には佐々江局長が王毅駐日中国大使にあらためて申し入れた。 いずれも外交官の身体の不可侵などを定めたウィーン条約に反するとの内容。
これに関連し、 安倍晋三官房長官は28日午前の記者会見で「報道されているような事実があったとすれば、 厳しく抗議をすることは当然だ」と強調。ただ「遺族の要望もあり、 プライバシーに関するコメントは差し控えたい」と述べた。
また、外務省の対応に関し 「一部報道以前に私は報告を受けていない」と不快感を示した。(共同)
上海総領事館員遺書、 中国側「報道は事実と合致せず」 (読売新聞 2005/12/27)
昨年5月に自殺した中国の在上海日本総領事館の男性館員が、 中国側から外交機密に関する情報提供を強要されたとする遺書を残していた問題について、中国外務省の秦剛・副報道局長は27日の定例会見で、 「(情報提供強要などの)日本側の報道は根拠がなく、事実とは合致しない」と反論した。
会見後、秦副局長は一部日本人記者に対し、 「調査に基づき、すでに結論が出された問題だ」と語り、 日本政府にも同様の回答をしていることを明らかにした。
事なかれ主義と隠蔽体質に染まりきった外務省の官僚には徹底した調査と処罰をして欲しいです。 一層のこと格上げされる防衛省の下に外務庁としてついてしまえ。
この件がうやむやで終わらないように安倍さんお願いしますよ。
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