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[25438] 【ネタ】エヴァンゲリオン『VERY HARD』モード
Name: 大豆◆c7e5d6e9 ID:2e564c12
Date: 2011/01/15 00:58
リハビリして感想9つもいただいたので、調子に乗って投稿だ!
この話は、エヴァンゲリオンの本編見たことない私が書くので、まじめな話になるわけもないです。
憑依モノになるのかな?
EVAの皮を被った別物になる可能性が高いですけど。
あと下ネタです。

では以下よりどうぞ。





プロローグ




とある街角にある、さびれたゲームセンター。その中で目立たない位置にある大きな筺体。薄暗い照明の中でひっそりと光を照り返す黒塗りの筺体に、いそいそと乗り込む男が一人。
椅子に腰かけると、キャッシュカードをスリットへと通す。機械が唸り、入口が勝手に閉まる。男は外界から隔絶された空間に閉じ込められる。男の目の前にチカチカと緑色の文字が出る。

『ヘルメットを被ってください。』

男はヘルメットを被る。






(エヴァンゲリオンで、とても面白いアーケードゲームがあると聞いてやってきました。とりあえずフルフェイスのヘルメットをかぶります。暗くて……クセェ! お、なんか見える)

『新世紀エヴァンゲリオン体験版へようこそ。
あなたのことを教えてください。』

(おお、エヴァだ! 懐かしいな……!)

1.あなたは、碇シンジですか?

YES
はい


(せ、選択肢がないだと!? ま、まぁとりあえず、YES)


『 YES 』
はい


2.何歳から始めますか?

14歳
3歳
前世(能力引継ぎ)


(あ、選択できないわけじゃなかったのね……前世とか壮大すぎるだろ。ここは最初だし……)


『 14歳 』
3歳
前世(能力引継ぎ)


3.身体能力をお選びください。

中学生男子一般
軍人男性一般
ジャン・ジャック・フランシス・ド・ワルド

(最後の何だよw)


『 中学生男子一般 』
軍人男性一般
ジャン・ジャック・フランシス・ド・ワルド


4.好きな二桁の数字を答えてください。



(じゃあ碇シンジと同じ年齢で14!)

『1』『4』



5.難易度をお選びください。これまでのあなたの選択を反映して、 4 つの選択肢の中から選ぶことが可能です。

EASY
NOMAL
HARD
VERY HARD


(あ、もしかしてワルドとか選ぶと選択肢がHARDからしか選べないとか? なるほどねぇ……どっちにしても、初心者はやっぱりイージーモードで行くべきだと思うね!)

EASY
NOMAL
HARD
『 VERY HARD 』



(あ、間違えた。これ一番難しい奴じゃん。変更変更………あれ、変更効かないよ!?)



『お疲れ様でした。それでは、確認を致しmjんhbgvfcdxsざ』




(??? なんだ? 文字化け? あ、直った)




『以下のステータスで間違いがないかお確かめ下さい。』

碇シンジ
年齢:14歳
身体能力:中学生一般男子
特殊能力:とてもエロい
ゲームの難易度:VERY HARD



以上でよろしいですか?



(よろしくねぇよ! ただのエロい中学生じゃねぇか! どんな特殊能力だよ! 二桁の数字ってコレ!? 難易度もアレだし、変更しますッ!)



以上でよろしいですか?

YES
はい


(ここでまた選択肢がねぇ―――! ……って…ん? 選択肢が増えた…)


以上でよろしいですか?

YES
はい
もっとエロい


(エロいのかよ! どんだけエロいんだよ! 期待しちゃうだろうが! もうこれでいいよ!)


『 もっとエロい 』



男が選択肢を選ぶと、一瞬の明滅の後、ナレーションのようなものが始まった。


『あなたは、碇シンジとして、襲い来る『使徒』を撃退し、サードインパクトを防いでください。詳しくは、ステータス画面のジャーナルでご確認ください。ステータス画面は、左手首にある痣に触れつつ、「ステータス」と唱えることで、見ることが可能です。それでは、頑張ってください』


(できれば難易度は直したかったけど……いいか。ゲームだし。とりあえず、かかってこいやぁー!)

男は両手で操縦管を握り、敵を待つ。フルフェイスメットの電極を通して脳に直接送り込まれるデータは、ロボットに乗って戦う主人公という素晴らしい臨場感を味あわせてくれるだろう。「エロい」が特殊能力ならば、戦闘だけでなく日常編もあるかもしれない。期待の高まる男は唇を舐める。

『用意はよろしいですか?』

(いいとも!)

『 YES 』
NO


(こんな時だけまともな選択肢が…………あ? なんだ?)

選択肢を選んだ直後、男の意識は遠ざかる。男の頭から落ちたヘルメットが椅子の上で跳ねる。

数分後、壊れたはずの機械がひとりでに動いていることに疑問を感じた店員が筺体の中を覗き込むと、そこには『ヘルメットを被ってください』という文字が映るモニターと、人が煙になって消えたかのように、椅子に引っ掛った服があったという。




[25438] 一話 誤字修正
Name: 大豆◆c7e5d6e9 ID:2e564c12
Date: 2011/01/15 15:27


『本日12時30分、東海地方を中心とした、関東地方全域に特別非常事態宣言が発令されました。住民の方々は速やかに指定のシェルターに避難して下さい』

無機質なアナウンスが流れる中、抜けるような青い空の下で、シンジは途方に暮れていた。
有体に言えば、状況が理解できないからだ。周りを見渡しても、ヒントになりそうなものはない。さびれた駅のホームがあるだけだった。自分のほかには人一人としていない。
ポスターが貼ってあり、『明るい未来を』と大きく書かれた文字の上で、スーツ姿のおじさんがニコリとほほ笑んでいる。選挙ポスター。

「なんなんだよココ……」

つぶやきつつも、何となく気づいていることはあった。まずは、自分の体。細い。そして軽い。年を取る中でいつの間にか獲得していたあの関節の痛みがさっぱりない。左足の魚の目もないだろうし、いわば新品になっていた。体毛も少ない。というかない。陰毛に関しては生えていなかった。この辺りですでに違和感が極大である。
そして服。学生ズボンと革靴。そして、ブリーフ。白いブリーフ。穿かなくなって久しい、白いブリーフ。思わず何度も確かめてしまった。何というか…白い。

夢だろうか。ブリーフの白さがまぶしい。黄ばんでない。新品だろうか。無人のホームでズボンを膝まで下げた彼は、混乱の極致にあった。ブリーフまじ白いッス。
ふと、足元に落ちている鞄に目が行った。誰のものかは知らないが、誰もいないことを考えると、中を見ても怒られることはないはずだ。

(なんかヒントないかな……)

持っていた鞄を探ると、服や、歯ブラシ、なんかの錠剤…役に立たない。
ついでに胸ポケットを探れば、何かの紙片がある。開けば、文字が書いてある。

(ビンゴ!)

喜んだ二秒後に、書いてある言葉の少なさに落胆し、その二秒後に、同封された写真を見て、彼の息子は元気になった。
写真の中ではけしからん格好をした、けしからん体型の女性が、実にけしからん格好をしている。
それを目にし、彼の愚息はとても元気になってしまったのだ。とてもとても元気になった。そう、彼の予想をはるかに超えて。
性欲を持て余した彼は写真を持ったまま、素早く駅のトイレへと移動した。



「……ふぅ。すごい量だったぜ」

量に加え、あまりに粘性があり過ぎて、一回では流れきれないほどであった。何がとは言わないが。しかしコレはあえて言おう。すごく良かった。10倍界王拳くらいよかった。もうこれだけでこのゲームの価値はあったと彼は思った。

賢者モードに入った彼は、そろそろ現実を見つめだした。ここまでくれば、現実逃避も終了である。
この元気すぎた息子は特殊能力のお陰だろうか。ブリーフを突き破りそうだったんだけど。現実の体ってどうなってんのかな。

「ゲームの中か……」

見渡せば、バーチャルとは思えないほど現実的な世界が目に入る。
こんなリアルなゲームが開発されたという情報は聞いたことがない。五体や五感をゲームの中に飛ばせるという話も聞いたことがない。
……ないが、そんなことはどうでも良くなっていた。むしろ楽しくなってきた。
予想の斜め上を行っていたが、ここは、例のアニメのあの場面である。

(エヴァンゲリオンの最初のシーンか!)

あの、ミサトさんが格好良く青いルノーで駆け付けるシーン! 見れば遠くででっかい巨人が戦っているではないか! あれが使徒か! 何がどうなっているのか良く分からないけど、頑張れ巨人! なんとかエル! エルつくか知らんけど!
それにしても、…ああ、ああ! すでにミサトさんのリアルな姿に対する期待が抑えきれない! いったい彼女の美しさはどれほどなのか―――――!

これでポリゴンだったりしたら悲涙に沈むことになるだろうが、すでに写真というもので、その姿を確かめたこの碇シンジに敵はなかった。妄想の中では既にやさしくしごいてもらった仲である。いかん。元気になって来てしまった。
その時彼は異変に気付く。

(……あ? …あれ、俺の名前……なんだっけ?)

「それに職業は……? 住所は……? 全然自分のこと思い出せんけど………まぁいっか。ミサトさん早く来ないかな……」

所詮ゲーム。終われば思い出すだろうという思考の元、彼はミサト嬢を待つ。
そんな彼のいるこの世界。ゲームは正しく動いているかは定かでないが、残念なことに、VERY HARDという難易度は保たれているようである。

「え、まさか、こっち来てない?」

先ほどから元気に暴れまわっている使徒は蠅のようにたかる戦闘機を顔から出る光線で撃ち落としている。巨人に撃墜された戦闘機はあっちこっちに落ちるのだが、その内の決して少なくない数が、彼のいる駅のホーム付近に一つ、また一つ、墜落、墜落、爆発、炎上。
空にそびえるきのこ雲。

「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」

間一髪、彼は抜け出していた。恐らく荷物を拾っていては間に合わなかっただろう。ああ、鞄の中にあった替えのブリーフよさらば。あいつも、やはり白かった。太陽のようなまっさらな。それ黄ばんでるとか言わないで。
火炎に髪を焦がされながら、爆風で転がされながら、右とも左とも分からぬところを、彼は一心不乱に駆け抜けた。

そこに爆煙の中より飛び出すは魔の一手。青い車体の美麗な車。それを操るは顔の引きつる葛城ミサト。
つんざくようなブレーキ音。ああ、残念。車は急に、止まれない。


ドゴッ。


「………」

重く、鈍い、音がした。
29歳の葛城ミサトは、呆然とハンドルを握りつつ、死んだような眼で今自分が引き飛ばしたものを見ていた。8メートルは転がったわ、と思った。
彼女が急いで駆け付け迎えに来たのは、そして轢き飛ばしたのは、白目を剥いてピクリとも動かないあの物体。多分。違うといいな。
そして次の瞬間には、切り替えも素早く言い訳を考えていた。『見つけられませんで―――――』『戦闘に巻き込まれて既に死んでおり――――』『私を守ろうとして、自ら―――いい笑顔で―――――

『ミサトさん、僕、あなたに会えて本当に良かった………』

「ああ、シンジくん! 死んじゃイヤぁあああああああああ!」

コンコン。

自分のやらかしたことで少しパニックになっていたミサトは、窓をノックされる音で気がついた。
見上げれば、窓を中指で叩いたのは、今轢き飛ばした少年のようである。意外にもかすり傷程度の出血しかしておらず、代わりに額に青筋を立てて、とてもいい笑顔をしていた。

「死んでませんけど?」

奇跡キタ! これで勝てる! ミサトはドアを開けるや否や、少年に抱きつき、接吻の雨を降らせた。





女性の柔らかさは、中学二年生には酷なものだよ。彼は、のちに友人となった少年たちにそう語ったという。
三十路前の、熟れ熟れの女性なら、なおさらだ、と。
ハードボイルドに語るその姿に、この男前! しびれる! と少年たちは囃したが、実際は、抱きしめられたまま身動きもせず、脳みそがスパークして何も考えられないまま2発ほど暴発して、大量に出過ぎた何かがズボンの端からボタボタ落ちるほどだった。流石に本人もこれには引いた。葛城さんは妙な自信を付けていた。現実はそんなもんである。



「一応確かめるけど、碇シンジ君よね?」
「そうですよ……早漏の碇君ですよぉ~と……はぁ……死にたい……」

走る車の中、会話が交わされる。
テンション低いわ、と葛城ミサトは横目でちらりと少年を窺った。碇シンジであるはずの少年は、内向的で、物静かな子であるらしい。ミサトはそのデータにもう一つ付け加えるべきだと思った。

(お、大きいわ……)

少年はズボンを穿いていない。パンツも穿いていない。靴下も、靴も履いていない。何故なら、異臭のする粘液がベタベタにしたからである。彼はそれらをすべて投げ捨ててきた。燃えたことにしましょう、と彼は暗い表情で言った。よって、碇シンジ少年の服装はカッターシャツ一枚である。エロい。
女性がやると、とても扇情的なこの格好。女性的な面持ちの、線の細い色白の少年がやると、女性のハートをわし掴むのである。
そして、裾から見える、あの、例のもの。でかい。待機状態で日本人の標準サイズ程もある。それがチラチラ見えるものだから、エロい。とてもエロい。

(……ハッ!)

少年の視線がいつの間にかこっちに向いていた。
危ない方向へと飛びそうになる自分の思考を慌てて持ち直す。駄目よ、今は使徒が来ているの、この子をネルフへ届けなきゃ! アレのことは後回しにしなきゃ。
ミサトは少年へと分厚い冊子を渡す。

「読んでおいて! ネルフのことが書いてあるわ!」

『ようこそネルフ江』と書かれた冊子を受け取った少年は何を思ったか、それを開くと、おもむろに股間の近くに持っていった。

「……うッ」

そして唸り声。べちゃあ、と音がする。2、3回じゃない。10回以上はした。
見てないわ。私は何にも見てないわ。ていうか、さっき私を見てたのって……駄目よ! 考えてはだめ! 今は運転マシーンになるのよ!
少年は満足そうにため息を吐き、開けた窓から冊子を投げ捨てた。かなり高速で走っているはずなのに、冊子が落ちる音が聞こえた。グチョ、とかグチャとかいう音。決して本の落ちる音ではない。いったいぜんたいどんな量だ。私の車は無事なのか!?
運転マシーンミサトの横で、黒髪の少年は唐突に喋りだした。

「今なら……」
「今なら?」

恐る恐る尋ねると、少年は幸せそうに目をつむる。

「今ならすべてを許せる……」
「…………」

そうですか。
もう何も言うまい。そう思ったミサトの頭上を黒い影が通り過ぎる。フロントガラスの落ちた影を感じたミサトが見上げれば、どうも見覚えのある輸送機である。

(あれは―――!)

あの機体は、N2爆弾輸送機。高威力。使徒に対して使うのか。でも使徒ってすぐそば。私たちがとっても危険。

(チルドレンごと吹き飛ばす気!?)

ミサトはガリリと奥歯を噛む。

「つかまってて!」

ミサトは叫び、アクセルを踏み込んだ。タイヤが唸り、アスファルトを削り上げる。ルノーは雄たけびを上げ、加速する。
隣の少年は――――――何故かミサトの乳房をつかんでいた。

「な、なにしてるの!?」
「つ、掴んでろっていうから!」

おっぱいが震えて落ちそうだったんだ、などと訳の分からないことを叫ぶ少年も、割といっぱいいっぱいのようである。それも仕方がないかもしれない。既に速度計は300キロを超えている。大多数の人間には未知の領域。瓦礫がそこかしこに落ちている道を、縫うように走るルノーはもはや、地獄直送の棺桶である。
ミサトは良くやっていた。極限の集中。もはや見て、動かしてでは間に合わない。見ると同時に手を動かして、車をコントロールするのだ! フォース! 見る前に、すでに手は動いている!
しかし、少年の手から感じられる未知の感覚。何かあったかい。ミサトは思わずステアリングをミスした。
揺れる車体、後輪が滑り、慌てて車体を立て直そうとした時、少年が恐怖からか、乳房を握る手に力を込めた。

「あふん」

ミサトは力が抜けました。

「ぅあああああああああああああああああッ!」
「ぎゃああああああああああああああああッ!」

完全に横向きになった300キロ超で走る青い棺桶は、瓦礫に当たって回転しつつ飛び出した。直後、後ろで巨大な爆発。死ぬ。死んでしまう。少年の頭には、これがゲームだからとかいう思考はすでに無かった。もはや、現実よりも現実らしい、この状況。
ああ、右手の乳房が柔らかい―――――

裸Yシャツの14歳の少年と、女らしくない悲鳴を上げる29歳の女性が乗ったルノーは回転しつつ、爆風に乗ってかなりの距離を飛んでいく。
ガリガリと地面をバウンドしながら擦り、スクラップになりながらようやく止まる。
進行上に建物がなくて良かった。本当に良かった。

そうして奇跡的に、前後が逆になっただけで止まった車の中、顔をあげた少年が見たのは、巨大なきのこ雲とそこから歩み出てくる巨大な影。
ずんぐりとした図体に、帯状のヒラヒラトした旗のような布が付いている肩。
腕はなく、布がその位置にあった。

(あれ?)

少年は疑問に思う。碇シンジが最初に出会うのって第三の使徒だよね。第三の使徒って言うと、長い腕と、手から飛び出るパイルバンカー! 初号機の目を串刺しだ!
……だったはずだ。
あの姿はまるで、最強と言われたあの……

「はは、まさか、そんなはずはないよね」

被りを振って笑う少年は、いまだに乳を放していない。それを若干気にしつつ(なんかあったかい)、ミサトは尋ねる。

「シンジくん、どうしたの?」
「ぼ、ぼかぁどうもしませんよ。ははぁ!」

明らかにどうかしている雰囲気である。あと地味に胸を揉むのをやめてほしい。
ミサトは言い出すタイミングを亡くしたまま、とりあえず、車体の向きを変えジオフロントへと走り出す。挙動不審だった彼は、意を決したようにこちらに訪ねてきた。

「た、大したことではないんですけどね? お一つ伺いたいんですけどね?」
「う、うん…」(どうしちゃったのかしらこの子)

シンジは脂汗を流しながら聞いた。

「あの、あの怪物、使徒の名前はなんていうんですか?」
「あら、良く使徒だって知ってたわね。お父さんに聞いたの?」

そんなことはどうでも良いのである。シンジが聞きたいのは、アレの名前がなんか弱そうな名前だったらいいのである。間違えてもゼで始まるものでなければ――――――

「それで、あれの名前だったわね。アレの名前はね――――」

ミサトは口を歪める。



「ゼルエルって言うのよ」



\(^o^)/






<つづくといいな>






これは18禁じゃないよね。言葉ぼかしたし、いけるよね!
判断がつかないので、とりあえずチラ裏で。チラ裏から出たことないんで、なんかもうココがHOMEっていうか。
やばくなってきたら初めてのxxx板に突入ですな。




[25438] 二話
Name: 大豆◆c7e5d6e9 ID:6e35c1f3
Date: 2011/01/15 15:42
「使徒の名は、ゼルエルよ」

苦々しげに、目の前のにっくき使徒の名を呟いた直後、ミサトは隣の少年が青い顔をしていることに気がついた。震えている。
そして気がつく。ああそうだ。私はこれから、この子を戦場へと送り出すのだ。年端もいかぬ子供に世界の命運を背負わせて。
なんと罪深い。不幸な子。ああ、だから今この時だけは。彼に安心を与えてあげたい。でも安心ってどうやれば……母親的なことをすれば……いいかしら?

「シ、シンジ君?」
「ななななにミサトさん」

いまだに彼女の胸を右手で下から掴みあげている少年に、ミサトは慈母のような声で言う。

「吸う?」

ブシッ!

瞬間、ホースが破裂したような音がする。ミサトは吸う対象は明言しなかったが、ちゃんと通じたらしい。だってこの少年が掴んでいるのはアレしかないのだから、吸う対象もアレしかないでしょう。そうでしょう?
しかし、横の少年が、白いカッターシャツを真っ赤に染め上げつつも爛々とした瞳でこちらを見つめているものだから、ミサトは怖くなった。この少年に吸われたら、私はいったいどうなってしまうのか! おっぱいは無事に帰ってくるの!?
怖くなったのでミサトは言った。

「ごめん、やっぱ無しで」
「ちち、ちくしょう、大人はいっつもそうだ!」

ずるい、ずるいよ! 少年は中身が立派なおっさんであるにもかかわらず、涙を流しながらだだをこねまくり、見事、代わりとばかりに彼女の膝の上なるポジションへと収まることに成功する。そこには世界一快適なシートがあった。車体の振動により柔らかく震えるそれに、すっぽりと包みこまれていくようだ。ああ、温かい―――――――。その時、首の後ろに受けた柔らかさ、そして、シンジが体を動かした時に後ろから感じられる、微かな熱い吐息。それらは彼の息子と、あと何かをどうしようもなく爆裂させた。これが後にゼーレと世界の覇権を争う、「おっぱい教」の創始である。嘘である。









ジオフロントに着いた。ミサトは迷った。シンジは落ち込んでいだ。
いや、碇シンジの皮を被った名前不詳のおっさんは、歩きながら、壁に顔面を擦りつけんばかりに後悔していた。

(な、なんださっきの行動は! 小学生か! 俺は、俺は……!)

だだを捏ねるなど、大人としてあるまじき行動である。その上、膝の上でフロントガラスを染めあげるほどの情熱を噴き出してしまった。ああ、ミサトさんはあの車をどうするのだろう!
あまりの羞恥にぶるぶると震える半裸の少年。彼はまだ、裸Yシャツなのだった。股間のアレも恥ずかしげに揺れ、こっそりと盗み見ていたミサトは頬を赤らめる。

それはともかく、少年の中で、性なるものへの欲求が耐えがたいほど大きくなっていることも確かなのだった。彼は書物が好きである。決して、異臭を醸し出す粘液を擦りつける対象にしか見ていないわけではない。紙がいっぱいだから出し放題! などと思っているはずもない。しかし、彼の中の欲望は、時に耐えがたく膨らみ、彼の矜持をやすやすと捻じ曲げるのであった。

(このままではいけない……!)

彼はこのゲームを始める時に、エロくなる、というコマンドを二重に選んだ。その結果この状態になっていることは想像に難くない。ならば、ステータス画面でその機能をOFFに出来るかもしれない、と彼は考えた。
そう、これはゲームなのだ。先ほど感じた、恐ろしいまでの心臓の音。右手に感じた温かいミサトの鼓動。あとやわらかい胸。自分を包んでくれる存在感。そして、生き延びた時のこの上ない充実感。
彼は、ここまで生きてくる中でそのようなものを感じた覚えはない。無いと思う……がしかし、ここはゲームなのだ。

左手の痣を抑えて彼は「ステータス」とつぶやく。
ステータス画面が出ないことを/出ることを願って、彼はつぶやいた。

果たして、ステータス画面は出現した。
薄い、半透明の広い板である。パソコンのウインドウのように右上にバッテンがあり、そこを注視すると、ステータス画面は消失した。

(……良く出来たゲーム、という訳か)

微かに落胆しつつ、彼はあるコマンドを探す。

『終了』のボタンである。

彼は、もうこのゲームを終えるつもりであった。ここに居れば、ここを現実だと錯覚してしまいそうになる。いや、もはや錯覚しているだろう。しかし、俺が向こうに残してきた、何かがある気がするのだ。何も思い出せないが、何かが―――――

『終了』のボタンを探しだした彼は、ミサトを見た。おかしいわねぇ、と引きつった顔で笑いつつ自分を連れまわしている女性を。この上ない安心感をくれた人。車汚してごめんね。

(ありがとう―――――――さようなら)

つぶやいて、彼はボタンを注視する。強く見ればボタンは発動することは確認済みだ。しかし。

『ERROR。そのキーの実行は受理されません。回線が混雑している可能性があります。時間をおいてもう一度お試しください』

目の前にウインドが出現する。それを消し、もう一度『終了』を押す。

(……?)

『ERROR。そのキーの実行は――――』
『ERROR』
『ERROR』
『ERROR。『終了』キーが5回以上連続で押されたので『強制終了』します。ショックにお備え下さい。ERROR。『強制終了』は受理されません。カスタマーセンターへメールを送信します。ERROR。送信先が見つかりません。』
『ERROR』
『ERROR』
『ERROR』

(どうやら……)

少年は目を閉じる。

どうやら閉じ込められたらしい。
碇シンジという肉体に。
難易度『VERY HARD』のエヴァンゲリオンの世界に。
ジオフロントにゼルエルが迫りつつある世界に。

―――――――ズシン。ズシン。
巨大な何かが大地を震わせ迫ってくる。鳴動が少年を震わせる。

深く、もはやどこにあるのかも定かではない現実から逃げるように深く目を閉じた少年が感じるのは、唯一、彼の手を握るミサトの手の温もりだけであった。






地響きが津波のように押し寄せてくる。気づけば、すぐそこ。

「特殊装甲が突破されました!」
「22層が一撃で……!?」
「ジオフロント内に侵入されました!」
「初号機発進まで、あと42秒!」

流されるままに、僕は赤い水の中に居る。どうしてだか知らないが、初号機の起動には成功したらしい。ギリギリのラインで。
これから、あの巨大な使徒と戦わなければならないという。僕は、ことここに至って、どうしようもなく、死ぬのが怖い。怖かった。震えているのだった。
このゲームで死んでしまえば、僕はどうなるだろう。元の世界に戻れるのならばそれでもいい。しかし―――――――

「シンジ君! 行くわよ」
「……うん」

戻れなければ? そのまま死んでしまうという可能性は?
否定できない以上、僕は生きるために死ぬような戦いをする必要があるのだろう。
これは決して決意ではない。何故なら、いまだに恐怖に震える心を自覚できる。できれば、まわれ右して逃げ出したい。初号機使って、走り去りたい。
でも、目をやれば、こちらを見つめる彼女の瞳があった。会ってからまだ数十分だ。何をそんなにこだわることがあるだろう。俺は俺らしく、見捨てて逃げればいいのに。見て見ぬふりをすればいいのに。
ああ、でも彼女は僕を見捨てなかった。あの爆煙の中、助けに来てくれたのだ。
彼女は先ほど小声で、恥ずかしそうにしながら約束してくれた。

『倒したら、吸ってもいいわ。その先も……あ、ごめんやっぱそれは無し』

約束してくれた。だから今、台無しなことに股間のあいつはマッスルゲージが満タンだ。スーツを盛り上げて突き破りそう。ハハハ、こやつめ。

自分ひとりのためだと怖くて、逃げたくなってしまうから、僕は彼女に依存しようと思う。
彼女を守るために戦おう。彼女のために。
決して退かないことにしよう。ここで死のうとも、後悔だけはしないだろう。


「初号機、発進!」


シンジに強烈なGがかかる。初号機はジオフロント内へ飛び出していく。
待ち受けているのは、ゼルエル。力を司る天使。








この戦いに勝算があったのかと問われれば、彼はあったと答えるだろう。例えわずかな可能性でも。アニメでは、漫画では、映画では、なんとかして倒しているのだ。そしてこれはゲームなのだ。なにかしら、倒す手段があるということなのだ。そんな糞ゲーのはずがない。彼はそれを信じて、そして、あっけなく死んだ。

初号機は出会いがしらの一合で、何もせぬまま、ATフィールドも張れぬまま、帯状に伸びたゼルエルの腕に頭を切断された。噴水の如く血を噴き出す初号機は、後ろにゆっくりと倒れ、じわりと血の海が広がっていく。頭に残っていた下半分の目玉から、てろりとした房水が流れ出て、血の海に落ちる。赤い波紋。その遥か上、急速に伸びたゼルエルの腕は、戻る時は殊更ゆっくりと動き、ヒラヒラとしたその上に乗った初号機の頭をゆるゆると運んでいるかのようだった。切断された頭部から滴る血が初号機の機体に点々とペイントを施していく。

シンジの死因はショック死だった。







「―――――――ぁぁぁぁぁああああああああああああああああああッ!」

彼は絶叫する。目を見開き、眼球がこぼれおちそうな表情で。その瞬間はしっかりと覚えていた。死の瞬間。恐ろしく早いはずのゼルエルの腕が、その切っ先が、自らの鼻梁を裂いて、軟骨を断ち、眼球の下をこそげとり、脳に―――――――だというのにこれで、シンクロ率は50%以下だった。
無理だ、俺には、僕にはできない。戻ってこれて良かった。だって体の感覚があるってことは、生きてるってことだろう?

ガタガタと震える彼は、ふと、背中に温かさを感じた。温かい、太陽の光である。
固く瞑っていた瞳を開けると、彼は制服のズボンを履いていた。制服のズボン。なぜ。
彼は呆然と辺りを見渡した。
遠くで戦う巨人――――ゼルエル。
抜けるような青い空。人一人いない駅。
掲示板では、『明るい未来を』と大きく書かれた文字の上で、スーツ姿のおじさんがニコリとほほ笑んでいる。選挙のポスターがあった。記憶と寸分違わぬ位置に。
触れると、紙の感触。それはそこにあるのだ。しっかりと。現実だ。

「マジか」

はは―――、彼の口が歪んで、空気が漏れる。笑みの形に歪んだ顔に気付かぬ彼は、やがてその場に膝をつく。泣いたような、笑ったような、全てがどうでもいいような、14とは思えぬ年老いた顔で、碇シンジは項垂れる。

「ループすんのかよ」

力なく漏れる声は誰の耳に入ることもなく虚空に消えていく。

直後、燃え盛る戦闘機が突っ込んでくる。
駅のホームは真上から押しつぶされ、数々の炸薬を詰め込んだ戦闘機はその衝撃で四方八方に炸裂した。
回転する装甲がシンジを直撃し、彼は壊れた人形のように吹き飛んだ。
世界は一瞬にして炎上し、ふと見れば彼の腕は無く、ああ、痛みが無い、碇シンジの意識はふつりと途切れ―――――――――








目覚めれば、また、駅のホーム。







<つづく>






エロくなくてごめんね!





[25438] 三話
Name: 大豆◆c7e5d6e9 ID:e3d51a41
Date: 2011/01/15 15:40
前向きに考えよう。

ループして帰って来た駅で、彼は考える。ほら、選挙ポスターのおっさんもいい笑顔だ。「前向きに考えるのが吉なのだよ!」彼はきっとそう言ってくれる。くれるといいな。

とにかく、敵は巨大とは言え、シンジは何度も挑めるのだ。少しでも、勝機を探ろうではないか。次のループは存在せず、もうおしまい! あなたは死ね! と言うならそれはそれでいい。正直、死ねるんならそれでいい。
だがここで、何度も何度も何度も何度も殺され続けるのは、正直勘弁してほしい。
あのおぞましい感覚に、麻痺はできないし、したくない。

さぁ、生きるために、死ぬ日々を始めよう。



でもその前に。


「『ステータス』! 僕の能力はいったい何だぁ―――!?」

基本的なことを失念していた。せっかくいただいた能力だ。「エロいこと」で何かが変わるなら、やってやる。やってやろうではないか!

シンジの前に出現するステータス画面で、「技能」の欄は2ページ目である。
そこに書かれていた能力は彼を驚愕させた。

『技能』
・煩悩変換・速Lv1
・煩悩変換・重Lv1
・煩悩変換・堅Lv1


煩悩変換:2SPを消費し、煩悩によって物理法則を捻じ曲げることができる。レベル上昇に伴い、効果持続時間が延長される。現在1秒持続。



(すごく強そうだ……!)

思わず喉を鳴らして唾を呑む。なんと、物理法則を、捻じ曲げる。ねじって曲げてしまうのか。
「物理法則」を! 「捻じ」って! 「曲げ」る!
速度を上げたり、重くしたり、堅くしたり、色んなことができるわけか!
なんでこの欄を真っ先に見なかった! 地団太を踏んでシンジは後悔した。
ところでSPってなんだろう。スキルポイント?

『SP:セックスアピール・ポイント。あなたの魅力を数値化したもの。初期は5。性的交流をもった人の数が上乗せされる。他人と一定量以上の体液を交換することにより、回復することができる。

現在の最大SPは6です。』


一ポイント増えているのはミサトさんのお陰かな。
最大で3秒も物理法則を捻じ曲げることが可能らしい。
それにしても、と碇シンジは思う。

(戦うための能力で、良かった……!)

これで、指の先からエロい汁が出るとか、チンコが二本になる能力とかだったら、もう目も当てられないところだった。良かった。このゲームに良心が残っていて本当に良かった。
碇シンジは頬を流れる心の汗を拭うと、空を見上げて叫んだ。

「やぁってやるぜぇ――――――!」

視線の先では、ゼルエルビームが戦略自衛隊の戦闘機に炸裂し、戦闘機は炎上し、こちらへと向かって墜落してくる。

(今こそ試す時!)

「煩悩変換・速!」

どうやって発動するか分からなかったので叫んでみる。ポーズも決めてみた。
しかし発動しなかった。違うのか。
いや、説明文を良く見るべきだ。必要なのは、SPと、あと煩悩だ!



◆◆◆

高速で走る車の中。窓の外の景色は光のような速度で流れて行く。ミサトさんの膝の上で佇む僕は、彼女と二人、世界に取り残されたかのよう。

『ねぇシンジ君』

彼女の声。赤い唇から吐き出される言葉と、微かに熱い息。それはシンジの頭のてっぺんをフワフワと撫でる。
なに、とシンジが訊きかえすと、彼女はためらいつつ、囁くように言った。

『どうせ座るのなら――――――こっち向いて、座るのはどう?』

振り返ったシンジの目に入るのは、視線を逸らしつつ、頬を染めた彼女―――――――

◆◆◆



みみ、み・な・ぎ・っ・て………キタぁ―――――――――――!

体内にあふれるエネルギィ。これが、これこそが煩悩だ!
みなぎり過ぎた煩悩は、鼻腔の中の毛細血管を断裂させ、さらに彼のズボンの中で出してはいけない汁を暴発させたが、彼はそれらを黙殺し、叫んだ。

「煩、悩、変、換――――『速』ッ!」

効果はたったの一秒。されどその一秒で、彼は弾丸の如く動いた。上を見れば、落ちてくるのは燃え上がる鉄の塊。
碇シンジは地面を蹴って、跳んだ。地面を蹴った反動は驚くほど、軽やか。しかし身に襲いかかる加速度が尋常ではなかった。
一瞬にして彼は駅のホームの向かいにあるビルの窓を突き破り、部屋の重厚な机を巻き込んでドアを突き抜け、廊下の壁に激突した。

碇シンジ、瀕死である。
体中の感覚がなく、額から流れる血が視界を赤く染め、ヒュウヒュウと危なげな呼吸をしつつ、しかし彼は充足感に満たされていた。

(いける! これなら……戦える!)

駅に戦闘機が墜落したようだ。巨大な爆発音。襲い来る振動。同時にビルの壁が崩れ、動けないシンジは生き埋めになる。三度目の死は圧死であった。












抜けるような青空に、無人のホーム。吐き捨てられ変色したガム。
それらを眺めつつ、シンジの心には最早慣れのようなものさえ生じていた。この場所ももう、4回目である。

「さっさと避難しないとな……」

ここでの障害は、上から降ってくる戦闘機と、時間が過ぎれば実行されるN2爆弾である。
ジオフロントの位置は分からないが、ミサトの来た方向へと進んでいけばよいだろう。

歩きだした彼は、ふと、視線を感じた。

(女の子……?)

青い髪、赤い瞳の女の子が無表情にこちらを見ていた。体は細く、儚げである。美しい。が、子供は専門外であった。痩せているとなれば尚更である。碇シンジのストライクゾーンは、以外と狭いのだ。
いやそれよりも。

「……もしかして、綾波レイ……?」

彼がつぶやくと同時に、少女は幻の如く消えた。恥ずかしがり屋の幽霊かもしれない、と彼は思う。幽霊だろうが妖怪だろうが、シンジの溢れる情熱の前にはなんら抵抗とならないが、やはり子供は専門外だと、ピクリとも反応しない股間のセンサーに視線を落とす碇シンジであった。




ところで、SPはループすれば回復するのだろうか。
答えは否である。

ミサトさんとの性的交流(轢き飛ばされた直後の接吻の嵐など)が、一度死んだ後もSPの上限を押し上げていることからもわかるように、彼のステータスは、死の前後で変動していなかった。
よって彼のSPは現在4。煩悩変換が2回使える。が、できれば3回使える状態で、戦いに臨みたいと、彼は考える。

なんとか体液交換をするのだ! できればミサトさんと!

対象は誰でもいいだろう。しかし、彼の中ではミサトさんへの溢れ出る親愛の情が形成されつつあった。何といっても、男は優しくしてくれる女性に弱いのである。

「体液交換か。」

まず初めに思い追いつくのは、キッスである。恥ずかしくて口には出せないが、ミサトさんとちゅっちゅしたいという気持ちは、彼の中で燃え上がっている。ちゅっちゅどころか、ネチョネチョだって―――――――いかん、考えてはだめだ! 暴発する! ステイ!

だが、問題もある。SPを回復させるのは一定量以上の体液交換である。一定量以上とはどれくらいを指すのだろう。
バケツ一杯分とかだったらやばい。エイズが感染する唾液量である。いや、向こうとこちらで出し合うのだから半分でもいいのか。どっちにしても無理そうだけど。
下から出す分が使えれば、楽勝でクリア―できそうなんだけどなぁ。
仮に、そう仮に、ビーカーいっぱいの僕の粘液を、飲んでくださいと渡すとしよう。

『ハイ、ミサトさん! 飲むだけで肌年齢が10歳若返る、碇シンジ特製のネバネバ汁だよ!』
『まぁ、ありがとう。ちょっとにおうけどいただきます! んぐっんぐっ……げふぅ! すごくまずいわ! もう一杯!』

(――――――できるかッ!)

SP回復は諦めるべきだろうか。
シンジは頭を捻りつつ、足早に歩いていく。遠く背後では駅に戦闘機が突っ込んで、爆発が起こり、爆風はシンジのところまで届いてくる。
そこに駆け付けるのは青い彗星。ミサトの操るルノーである。
タイヤでアスファルトを擦りながらドリフトし、シンジの前で止まる車。
ほぼ同時に助手席のドアが開き、その奥からは、快活な笑顔がシンジを見ている。
シンジの股間が臨戦態勢になったのは言うまでもない。

「シンジ君ね! 乗って!」

シンジが助手席に乗り込むやいなや、ミサトはアクセルを踏み、車は急発進する。
シートに押しつけられたシンジは、横目でミサトさんを見た。
前を見つめる真剣な表情の、大人の女性。ミサトさん。シンジの中では、湧き上がる情熱が破裂寸前になるのだった。






果たしてシンジはSPを回復することができるのか。そして、ゼルエル戦の行方は! 次回「あなたと、結合したい」請うご期待!




<君が読みたいというのなら……続けてみせる!>




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