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佑ちゃん変身!黒ずくめ!ファイターズ愛! (2/2ページ)

2011.1.14 05:05
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佑ちゃん変身!黒ずくめ!ファイターズ愛!
黒いジャージーに、黒いグラブとサングラス。こんな佑ちゃんもなかなかです(撮影・吉澤良太)【フォト】

 陽が西に傾き始めた午後2時45分。寒風が吹く鎌ケ谷でクールダウンを終えた斎藤が、おろしたての黒いグラブをはめる。そして、D3位の左腕・乾(東洋大)を「遠投できる?」と誘いキャッチボールが始まった。

 1球、2球、3球…。最終的に60メートルまで伸ばした遠投は、変化球も交え約10分間の追加メニューとなった。

 「(練習が)足りないと思えば今後もやっていきたいです。体の張りはありません。昨日もよく眠れました」

 午前10時前から始まった新人合同自主トレは、約4時間半と決して短くはないが、斎藤にとっては物足りなかった。トレーナーらが綿密に決めたメニューを簡単にこなせるのも、オフに体を動かしてきた証拠。遠投でスライダーなどの変化球を投げる練習も、実は「腕の振りの感覚を忘れないように。ずっとやってきました」と明かした。

 キャッチボールの相手を務めた乾は「斎藤は肩ができていますね。めっちゃいいボールがビュンビュンきていました」と証言。斎藤にはそれだけプロの世界で生きていくという強い意識、覚悟がある。まさに“プロの顔”を見せた一日だった。

 プロ意識は内面だけではない。この日、チームカラーのひとつでもある黒の新アイテム、グラブも用意。早実高、早大時代は茶や赤とオレンジのものを使っていたが「ファイターズの黒ですからね。試合用? これから考えながらやっていきます」と白い歯を見せた。

 グラブの網の部分は斎藤の「S」をアレンジしたマークが入り、親指付近には「YUKI18」の赤い刺繍(ししゅう)が施されているド派手なデザインだ。

 前日はオレンジ色のネックウオーマーとシューズ、グレーのジャージーを身につけていたが、この日はシューズ以外は全身黒ずくめ。米大リーグ・マリナーズのイチロー外野手(37)ら、多くの選手が愛用するオークリー社のサングラスも装着した。ジャージーは5種類用意しており、今後は色とりどりの佑ちゃんを楽しめそうだ。

 前日は約2500人、この日も約2000人が、斎藤の一挙手一投足に熱い視線を注いだ。それでも、本人はいたってクールに「まだ何も始まっていない」。今は、競争のスタートラインに立つための準備段階にすぎない。(吉村大佑)



この記事のフォト

黒いジャージーに、黒いグラブとサングラス。こんな佑ちゃんもなかなかです(撮影・吉澤良太)
黒いグラブと黒のネックウオーマー姿を披露した斎藤。黒ずくめでも、やっぱり笑顔はさわやか(撮影・小倉元司)
斎藤佑樹
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