佑、１６日にもブルペン入り…日本ハム

　日本ハムのドラフト１位・斎藤佑樹投手（２２）＝早大＝が１６日からの第２クールでブルペン入りすることが１４日、決定的になった。３日間の第１クールが終了し「自主トレなんで点数はつけようがない。でも足りない部分は自分でやれているし、満足はしています」。順調にメニューを消化しており、早ければ１６日にもブルペン入り。プロとしての“第１球”を投げ込む。

　快晴のもと集まった１７００人の視線の先は、輝くような笑顔だった。黒のウエアにピンクのネックウオーマー。汗をかくとハーフパンツ姿も初披露した。座学から始まる約７時間のメニューを終えると「順調です。ブルペンはいつでも入れる状態なので、話しながら決めたい。徐々にキャンプに向けて投げる体にしていきたい」。投げるための下準備は整った。

　福島トレーナーも「順調にきているので、例年通りになると思います」とゴーサイン。日本ハムの新人合同自主トレでは、第２クールにブルペンで立ち投げすることが大学生投手の「例年通り」だ。キャンプ初日からアピールするための最低条件は、楽々とクリアしてみせた。

　１５日は都内で本社の商品展示会に出席。監督を始め先輩たちと顔を合わせる。「まだ会っていない先輩にあいさつしたい。ダルビッシュさん？　キャンプで一緒になる可能性もあるので、（１５日に聞くことは）特別にはないです」。憧れの先輩から生きたアドバイスをもらうためにも、プロ初キャンプへ、最高のコンディションをつくり上げていく。