日本の薬事法で認可されていないものも海外には多くあります。
それは必ずしも有害・危険だからとは言い切れませんが、日本人向きでないことは確かです
パリにて研修中のhisayaくんもブログに書いていましたが、日本のカラーの二剤、すなわちオキシの上限は6%です。
でもそれ以上、高いものだと30%というものも存在します
ちなみにNYでは%表示ではなく「Volume」と呼ばれます。
「10 Volume」=「3%」
「30 Volume」=「9%」
「40 Volume」=「12%」
というようになっています。
もちろん薬剤的な差もあって。
日本のカラーチャートの多くは、黒毛・白毛両方の染まりあがりがあります
アメリカのチャートは白毛(金髪)を染めたイメージのみで、色素量の表記だと思ってください。
高い%は脱色力を高めるだけではなく、必要以上に色素が入っていかないように設定する意味合いもあるんです
とくにナチュラルブロンドの方に日本の感覚の6%で染めると、染まらないか求める明度よりトーンダウンしていしまうこともありあす。
同様、日本のパーマ液ではアジア人以外の毛質にパーマをかけることは困難ですし、逆に海外のパーマ液で日本人の髪をやると過剰に負担がかかります。最悪、断毛です
カラーに話を戻しますが、自分は技術の中で一番カラーが好きなのです
なので試してみない手はありません
「Before:9トーンカッパー系」
にパウダーブリーチを40 Volume(12%、2倍)でハイライトを入れます(セルフで)。
ハーフヘッドにスライシングを、ネープのブロックカラーでどうなるでしょうか?
After:どうでしょうか?
一回で赤みが抜けて綺麗なイエローまで上がりました。
ダメージも6%とあまり変わらないぐらいかなと
ただ、日本よりも粘性がないのでたれてきます。
そしてやっぱ痛いッス
WELLAを例に出すと、コレストンパーフェクトもウエラジャパンとドイツ本社で出しているカラー剤のナンバーが違うのもあります。
欧米にしかない色や商品もあるのですから。それは逆もしかり
どのメーカーもそれは同じでしょうが、やはりどの毛髪に対応できるかで内容は変わっていくのですね
余談ですが、カラー剤の箱にHow to use(使い方)があって、それは3カ国語で表記されています。
「英語」「フランス語」「スペイン語」
それだけ各国で需要がある、もしくは各国から集まるってことなんでしょうね
みなさんも機会があったトライしてみてください
今日NYの街は朝から厳戒態勢。
警察やパトカーは恐ろしいほどいるし。
今日大統領が来て、明日の国連の会議に備えるようだ。
各国から要人やら参謀やらが集まってるので、ホテル前の通りは全面封鎖されていたり、一台の車を20台ぐらいで守っていたり、かなりピリピリムードでした
仮に国連の建物に爆弾落ちたら、まず巻き添えです
明日も平穏な一日になりますように
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髪溶けませんか?
オキシ12はとても勉強になります ありがとうございます でもこっちですると法律違反になるかなぁ ま、ウイッグで遊んでみます
傷みは問題ないですか?
つい最近mixiのコミュにて”フォーサイト”さんを知り、こちらのほうも知りました。
私もカラーが好きで、色々試してます。
写真を拝見しましたが、さすが12%!
あれを日本人が全頭でやったらどうなるか...
恐ろしい限りです。(^-^:)
うちではブリーチ剤として、
roux frosty roulite & superoxide20を使用しています。
(ほとんどのブリーチ剤を試したところ、
手に入るものとしては今のところイケてます。)
ブログを読ませて思ったのですが、
日本で手に入るカラー剤として最適なのはどのメーカーのものだと思いますか?
ちなみに現在メインで使用しているカラー剤は
Top model:2% 6%
パイモア:1.8% 3% 6%です。
では、ご活躍を。
僕のいつも不思議の思うのは、
欧米人は何故、ハイボリュームのオキシが痛くないのか?
眉毛にも平気でつけますよね。
これはインタビューして、ブログで報告して下さい。
一見強そうに見えるアジア人の毛。
だけど薬剤には、非常に弱い。
そちらにもアジア系のお客様はいると、思うのでそれも確かめてください。
これからいくスタッフのためにもです。