高木義明衆院議員(長崎1区)の文部科学相就任を祝う「語る会」が19日、長崎市のホテルであり、国営諫早湾干拓事業(諫干)の排水門開門に反対する中村法道知事が、菅直人首相面会前の決意を語った。
県政・経済界の代表ら約400人が出席し、話題は上告期限の20日まで1日となった「諫干排水門開門」訴訟に。20日、「上告断念」を表明した首相に会って方針撤回を求める中村知事は「最後の最後まで、最終決定者である首相に、地元の状況をもう一度理解してもらえるよう、頑張りたい」と述べた。
民主党県連前代表で内閣の一員でもある高木氏は、諫干訴訟の行方を案じる心中を吐露。17日の閣僚懇談会で「県連は開門に反対しており、私の気持ちに変わりはない。粛々と上告すべし」と発言したことを紹介した。
〔長崎版〕
毎日新聞 2010年12月20日 地方版