政府は20日、2011年度予算編成をめぐる大詰めの調整を続けた。菅直人首相は首相官邸に野田佳彦財務相を呼び、沖縄振興の予算に関し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題を踏まえて前年度より増額するよう指示した。難航している子ども手当の財源確保は、同日午後に細川律夫厚生労働相ら関係閣僚が会談し、決着を図る。
内閣府は沖縄振興について11年度予算の概算要求で2304億円を要求している。10年度当初予算では2298億円で、要求額の約8割を占める公共事業費が前年度比10.2%削減され、02年度から9年連続の減額予算となっていた。
[時事通信社]