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11年度予算案:今夕、閣議決定

 政府は24日夕に臨時閣議を開き、11年度政府予算案を決定する。予算全体の規模を表す一般歳出総額は92・4兆円で、10年度当初予算(92・3兆円)を上回り、過去最大規模を更新する。民主党政権として初めて概算要求基準の段階から策定した予算案で、菅直人内閣は6月に策定した「新成長戦略」を本格実施するための予算と位置づける。

 野田佳彦財務相は同日午前の閣議後会見で、引き続き成長戦略と財政規律の両立を目指す姿勢を表明する。

 新規国債発行額は、過去最大規模だった10年度と横ばいの44・3兆円で「約44兆円以下」とした政府目標の範囲に抑える。国債費を除く歳出も「約71兆円以下」とする目標に沿って70・9兆円とする。歳入は、税収が10年度当初予算を3兆円以上上回り41兆円となるほか、税外収入で7・2兆円を確保し、財源を賄う。【坂井隆之】

毎日新聞 2010年12月24日 東京夕刊

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