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入閣めぐり民主党内にざわつき…県内議員からも候補者/神奈川

2011年1月6日

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 「最も強力な体制をつくりたい」との菅直人首相の内閣改造がらみの年頭会見をめぐり、民主党内がざわつき始めた。県内にも入閣予備軍の議員は多く、同党支援団体の賀詞交換会でも話題の中心に。しかし当事者たちは党内融和へ向け、人事どころではないようだ。

 県内議員ではともに当選6期の田中慶秋(衆院5区)、池田元久(6区)の両氏が5期以上の“入閣適齢期”。田中氏は政権交代後、衆院内閣委員長と経済産業委員長を務めた。内閣委員長当時は国家公務員法改正案を「強行採決した」(自民党議員)として、解任決議(反対多数で否決)にさらされるという「名誉の負傷」(民主党幹部)もあった。旧民社党系議員友好組織「民社協会」の会長として、菅首相再選を支えた「論功行賞」もささやかれる。

 一方の池田氏は財務、経産の副大臣を歴任。昨秋、横浜で開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議の準備と成功に尽力した。菅氏とともに民主党の前身である旧民主党を発足した主要メンバーの一人でもある。

 もう一人、注目されているのは城島光力氏(10区)。入閣している玄葉光一郎氏(国家戦略担当相、党政調会長)に代わり、政調会長代理として実質的に党の政策立案を仕切った。また、小鳩全盛期(鳩山由紀夫首相、小沢一郎幹事長)に政調会復活を直訴した勇気も評価をアップ。当選4期ながら、下馬評に挙がる。このほか党国対委員長代理を務め、菅首相の相談相手となっている斎藤勁氏(比例南関東)も1期ながら、参院2期の経験を踏まえて名前が浮上している。

 他県の議員からは「統一地方選への波及効果をにらめば、神奈川を『閣僚空白区』のままにしておくはずがない」との推測も。ただ「現職閣僚が参院選で落選(千葉景子法相)したり、罷免(社民党県連合代表の福島瑞穂内閣府担当相)されたりと、神奈川は鬼門」とのマイナス情報も流されるなど、都道府県間の前哨戦も激化の様相だ。

 もっとも当事者は「入閣? ないない、あるわけない。勝手なことを言う人がいるだけ」(城島氏)などと言下に否定。「人事をやるよりも、まずは兄弟げんかみたいなことを早くやめさせないと。統一地方選もあるし、とにかく一致団結を」(田中氏)と自身の処遇より、党内対立の行方が気掛かりのようだ。

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