支持率低迷で菅首相「気持ちなえる」

　菅直人首相（６４）は７日夜、インターネット放送局「ビデオニュース・ドットコム」の番組に生出演。内閣支持率の低迷を踏まえ「過去の首相が辞める原因が何となく分かる。気持ちがなえる」とボヤいた（最新支持率は２３・６％＝昨年末段階）

　同時に「オレはこんなにやっているのに何で分かってくれないんだ、評価されないんだ、いろんな思いが伝わらないことで、『これ以上はやってもダメだろう』となる」との苦しい胸の内を明かした。ただ、危ないムードを漂わせながらも、「私は気持ちがなえることで辞めることはしない」との決意も示した。

　一方、菅首相は同日、今月中旬に予定する民主党役員人事と内閣改造で、岡田克也幹事長（５７）と玄葉光一郎国家戦略担当相（４６）＝民主党政調会長＝を留任させる方向で調整に入った。内閣では前原誠司外相（４８）、野田佳彦財務相（５３）を続投させる。

　いずれも小沢一郎元代表（６８）と距離を置く党内の実力者で、改造後の新態勢で「脱小沢」路線を一層強める方針。閣僚の外遊日程などから１７日の内閣改造が有力となっている。

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