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「予算案、修正も」審議前に異例の言及 岡田幹事長

2011年1月9日19時48分

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 民主党の岡田克也幹事長は9日、2011年度予算案について「修正に否定的ではない。政府が出したものが最終ではなく、議論で変えることはあっていい」と述べ、野党から修正要求があれば柔軟に対応する姿勢を示した。NHKの番組で語った。岡田氏はまた、通常国会の召集前に「規模は別にして内閣改造が必要になる」と明言した。

 与党幹部が予算案の国会審議入り前に、修正に言及するのは異例で、背景には「ねじれ国会」で難航が予想される予算案や予算関連法案の審議に野党を呼び込む狙いがある。菅直人首相も4日の記者会見で「できれば、より多くのみなさんに賛成をいただきたい」と修正に含みを持たせたが、岡田氏は「(野党の修正提案が)合理的なものなら、修正することにやぶさかではない」と踏み込んだ。

 ただ、岡田氏は9日のフジテレビの番組で「子ども手当や高校授業料無償化は変える必要はない」と述べ、09年衆院選マニフェストの根幹にかかわる修正には応じない考えも示した。

 これに対し、自民党の谷垣禎一総裁はNHKの番組で、仙谷由人官房長官、馬淵澄夫国土交通相が参院で問責決議を受けたことを引き合いに「(首相が)問責を一顧だにしないとなると、国会との関係はスムーズにいかない」と指摘。公明党の山口那津男代表も「対応がきちんとなされなければ、審議に応じることは難しい」と語り、両閣僚の交代が国会審議に応じる前提であると強調した。

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