仙谷由人官房長官は10日、BS11の番組収録で、菅直人首相が検討している内閣改造で自身が交代する可能性について「首相の政権運営についての判断だ。最強の内閣と党体制を敷くために、リーダーシップを発揮して人事をすることは悪い話ではない」と述べた。
問責決議を受けた自身らが交代しない場合、自民党などが国会審議を拒否する構えを示していることに関しては、「衆院が信任している限り、辞めなければいけないものではない。法律論として無理筋だ」と批判した。
仙谷長官は「要職であろうが、一兵卒であろうが、そういうことには慣れている。一議員としてもやりたいことはまだまだある。身を削られる毎日から解放されるとすれば、これは喜ぶべきこと」と交代の可能性にも言及。一方、「与党としての責任体制がどうあるべきか、自分(の進退)がどうのこうのとは全く次元が違う話だ」と強調した。
[時事通信社]