通常国会２４日召集で調整　民主が自民に議運開催を申し入れ

　政府・与党は１２日、通常国会を２４日に召集する方向で調整に入った。民主党の鉢呂吉雄国対委員長は１２日、自民、公明両党の国対委員長と相次いで会談し、２４日召集を念頭に、衆院議院運営委員会理事会を１４日に開催したいと申し入れた。

　政府・与党は当初、召集日について２８日を軸に調整していたが、２０１１年度予算案の年度内成立に向けた審議時間を確保するため、前倒しが必要と判断した。菅直人首相は１２日午前、民主党の石井一副代表と官邸で会談した際、「後に余裕を持ちたいから早くしたい」と述べた。

　ただ、召集日は官房長官が議運委理事会で説明する慣例があり、自民党の逢沢一郎国対委員長は鉢呂氏に対し、「先の臨時国会で問責決議が可決された仙谷由人氏の出席は受け入れられない」として、回答を留保。鉢呂氏は１３日の党大会後に行われる内閣改造を念頭に「理事会開催について、条件整備を考える」と答えた。

（中日新聞）