菅首相夫人「生まれ変わったら夫とは結婚しない」
  



  「生まれ変わったら夫とは結婚しない」。日本の菅直人首相夫人の伸子さんが12日、東京の日本外国特派員協会(FCCJ)招請記者会見でこのように話した。着物姿で壇上に上がった伸子夫人は、「一度暮らしてみたが、同じように繰り返すのはつまらない。完全に違う生活を送りたい」と理由を述べた。返事が続くとすぐに会見場のあちこちから笑いが漏れた。

  菅首相のいとこにあたる伸子夫人は普段から夫と政治論争を楽しみ、「日本版ヒラリー」「家庭内野党」「首相の戦友」などさまざまなニックネームを持っている。菅首相は政権運営自体が厳しい20%台の低調な支持を受けている状況。記者団は「首相が野党とメディアの非難を受けたときにどのように内助するか」という質問を投げた。伸子夫人は「私は夫を励ますよりは叱るほうだ。時々は私が行き過ぎではないかと思う時があるほど」と話した。菅首相に家でつらい時間を過ごさせ、議会で難しい質問にもう少しスムーズに答えられるようにするためのものという説明をすると会見場は笑いに包まれた。菅首相が普段「私は議会をそれほど好まない。それでもあなた(伸子夫人)と争うよりは良い」という話をしているという。

  今週末に予想される内閣改造と党指導部人事に関する質問が出ると伸子夫人は、「夫は危機管理には徹底した人だ。私に話せば秘密が守られないことがわかっているので重要なことは教えてくれない」と答えた。今後菅政権をどのように展望するかとの質問には、「政治というのは一寸先を見通すことができないものなのでおもしろい」と話した。


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