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【政治】

官房長官に枝野氏、与謝野氏も入閣へ 14日に内閣改造

2011年1月13日 12時36分

 菅直人首相は13日午前、内閣改造・党役員人事で仙谷由人官房長官を交代させ、後任に枝野幸男幹事長代理を起用することを内定した。また、たちあがれ日本の与謝野馨共同代表を入閣させる。与謝野氏は同日午前、離党届を提出した。

 仙谷氏は先の臨時国会で、参院で問責決議を受けており、首相は24日召集予定の通常国会を円滑に運営するため交代はやむを得ないと判断した。仙谷氏は、代表代行など党要職に起用する方向。首相は、仙谷氏と同様に問責決議を受けた馬淵澄夫国土交通相についても交代させる。

 仙谷氏は13日午前の記者会見で、自身の交代を認めた上で「首相が大局的な判断をした」と述べた。

 後任の枝野氏は、仙谷氏と同じく前原誠司外相のグループに所属している。首相の信頼が厚く、昨年6月の菅政権発足当時は幹事長に抜てきされた。

 一方、与謝野氏の起用は首相の強い希望によるもの。首相と与謝野氏は昨年末、たちあがれ日本の連立政権入りに向けて協議を進めた経緯がある。与謝野氏は自民党政権時代、官房長官や財務相を務めた経験があり、財政改革への取り組みで知られ、首相は経済や税制、社会保障に関係したポストに起用したい考えだ。

 与謝野氏は13日午前、都内でたちあがれ日本の平沼赳夫代表に会い、離党届を提出した。与謝野氏は提出後の記者会見で「財政再建や社会保障など、政策でお手伝いできれば(菅政権を)お手伝いしたい」と述べた。

 主要閣僚人事では、前原外相、片山善博総務相、蓮舫行政刷新担当相らは続投する見通し。党側も岡田克也幹事長、玄葉光一郎政調会長は留任するとみられる。

 首相は14日に全閣僚の辞表をとりまとめた上で内閣改造を行い、同日中に改造内閣を発足させる。

(中日新聞)

 

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