1月15日のながさきニュース
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長崎新聞
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民主県連・妥当、野党は一蹴 菅再改造内閣が発足
14日発足した菅直人再改造内閣に対し、民主党県連幹部は「妥当な人選」と評価しつつも、挙党一致につながるかが気になる様子。一方、県内の野党関係者は「代わり映えしない」などと冷ややか。たちあがれ日本を離党した与謝野馨氏の入閣に一斉にかみついた。
「妥当な入れ替え。これで国会の予算審議がスムーズに進む」。民主党県連の渡辺敏勝幹事長は、地元出身の高木義明文部科学相が留任したこともあって、胸をなで下ろした。だが、小沢一郎元代表に近い国会議員らが人選に不満を見せていることに対し、いら立ちを募らせる。「いつまで足を引っ張り合うつもりか。新内閣を中心に全員野球をしなければ、統一地方選は大惨敗しかねない」
社民党県連の吉村庄二代表は「政治とカネの問題に敏感な態度を崩さなかった」と前向きに受け止めたが、消費増税推進論者の与謝野氏の入閣に「増税ありきで税制改革を進めてもらっては困る」と警戒する。
ほかの野党は冷めた視線を送る。自民党県連の松田正民幹事長は「表紙を変えただけ」と一蹴。与謝野氏を「与党内にも批判があり、心身がもたないのでは」と気遣ってみせ「内閣支持率が急激に上がることはない。結局、将来の展望を開けないまま行き詰まるだろう」と切り捨てた。
公明党県本部の江口健幹事長も「あれだけ民主党に敵対心を持った人(与謝野氏)が…。なんでもありという感じ」とあきれる。問責を受けた仙谷由人官房長官の退任にも「党の要職に移るだけ。ポストのたらい回しにしか見えず、新鮮味はない」。
共産党県委員会の山下満昭委員長は「民主党を倒すために立ち上がった元自民党員の与謝野氏を取り込んだのは、それだけ民主党も自民党と変わらなくなったということを示す。政治の退廃ぶりは目に余る」と嘆いた。
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