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質問ですさんへのお返事です。
内容的なことで、失礼とは思いません。でもできたら メールかお電話くださいね。双方向のコミュニケーションができたらありがたいですね。
> 障害者の自立支援はボランティアではなく、ちゃんと労働に対しての対価を得ることが健康的な社会生活を過ごす必須条件だと思います。
働き方にはいろいろな形がありますが、労働対価を得られることはとても大切なことだと思います。
すいません。「質問ですさん」は、労働対価を得るべき対象をどちらの意味で使っているんですか?
障害者の自立支援がボランティアとしてではなく、支援者が対価を得るきちんとした労働であるべきだ、という意味ですか? それも当然ですね。ただし、ボランタリーな、やむにやまれず 自発的に 相手に対してなにかをしたい! と思うことには意味はあるのではないでしょうか。
昔はボランティアということが大嫌いでしたが、ひょんなことで、「精神保健福祉におけるボランティアの活用」という文章をOTジャーナルに書いたことがあります。ずいぶん昔なんですが、もし良かったら読んでいただけると幸いです。
障がい者が労働に対して対価を得ることが、健康的な社会生活を過ごすために必須ということですか? 重要な用件ではありますよね。でも、貴方は必須条件とおっしゃっていますが、そうはなっていない現実があります。また、それを労働する意味、意義の一番とは考えていない方もいらっしゃいます。今回働いている方々の8割近くは生活保護を受給されてます。働いた給料の分、保護のお金が減る、「でも働きたいんです。この仕事が楽しいんです。」とおっしゃって続けるメンバーがいて、そのメンバーの様子をみて、仲間が「自分もやってみよう」とチャレンジされて登録メンバーが増えました。
精神保健福祉センターで就労支援を担当した時、彼らがどんどん元気になっていくのに、企業あるいは社会の受け入れの問題ゆえに、働く場所が得られないことに悩みました。いちばん苦しいのは本人ですが、そんな彼らをどう支援したらよいか、行き詰まりを感じました。
そんな時に埼玉の精神保健福祉センターの作業療法士で山下先生に「端楽」という言葉を教えていただきました。端の人を楽しませる、楽にする、そういうことに目を向けたとき、彼らはまさに毎日働いている。稼ぐことは大事ですが、働くことにはもう少し深い意味があると理解しました。
ジールーツが「端楽(はたらく)場所と具体的作業を開発し、雇用を創出する」という目的かつ方法論を掲げているのは、働くことの多様性や、遊びとの連続性を意識して支援したきた私なりの答えです。
障がい者の就労の状況をご存知でしょうか。地域活動支援センターや就労支援B型の作業手当は、頑張って働いた割にはとっても少ないですよね。A型とかは増えているんでしょうか。もっとも自立支援法が変わるので、体系もまた大きく変わるのでしょうか。
健康的な社会生活を過ごしていただくために、支援したいと思ってたちあげた活動です。どうぞよろしくお願いいたします。
> チームレスキューは副業ではないとおっしゃるなら、先生は研究対象としてしか障害者を扱っていないのではないかと心配になります。
研究対象は障害者ではなく、障がい者の就労支援の方法、活動です。副業だとしたら・・障がい者をどう扱っているということになるのかな~ すいません。ちょっとわからないです。副業というと、自分のお小遣い稼ぎにやっているというイメージが私にはありますので、この活動はそういう表現はしたくないです。
で、私が彼らと今までどんなつきあいをしてきたか ということと、これからもどうつきあっていこうとしているか、というあたりは、彼らに聞いてみていただけるとうれしいです。キロロとフッズにいらっしゃることはありますか?
> ジールーツーは人材タンクのようなものだと理解しましたが、チームレスキューとして利益が上がっていないのに障害者を都合よく就労させる必要性がコスト的な理由でだと誤解されても仕方ないのではないでしょうか。
だからこそ、最低賃金以上と設定しています。コストの問題と誤解されないように。ここはとても大事な守るべきルールにしてます。しかし、社会保険料をお支払いできていないということは、課題だと思っております。
グループ就労を選択するかどうか、それはご本人の意志によります。
チームレスキューとして利益があがった分を分配しております。
> 障害者をもつ親や身内からすれば、レスキューの仕事は奥村先生が仕事をさせているとしか見えないでしょうし、チームレスキュー北海道の代表であることは疑いもない事実です。
仕事を創っています。チームレスキュー北海道の代表です。
仕事をさせているとしか見えない・・・んでしょうか。親御さん、家族の方と、そうではないような会話をすることもあるんですよ。
> 事業としてやる気がないかのような発言は無責任ではないでしょうか。
> パートナーの身内の方の苦情は私には理解できます。
パートナーの方は誤解をしていたということで、その誤解は溶けたんです。パートナーの方も障害を持っているかたです。11日のシフトのときは、その方は2時間労働分の1400円を受け取っていらしゃいます。たぶんこれからも働かれると思いますよ。
会社としてやる可能性もあると考えているので、事業としてやる気がないという発言はしていないつもりです。自分がもうけるためにやっているわけではないんです。ということをお伝えしたいのですが。
活動として4年目、キロロでは3年目となりました。自分も含めてキロロ、フッズ等関係者が個人的な善意や努力で持っている部分が大きいのは事実です。今後は極端な話、私が欠けたり、キロロの担当者の方が変わってもきちんとまわっていくように、よりフォーマルな形への整えをして参ります。
> 失礼を承知で意見させていただきました。
ありがとうございます。この活動は障がい者にとって良くないよ!、という意見ではなく、誤解を受けないように注意していきなさい、と受け取りました。
奥村宣久拝
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