俳優の細川俊之さんが14日、自宅の居間で転倒し、頭部を打撲したため、急性硬膜下血腫で死去した。70歳だった。細川さんの元妻で、女優の小川眞由美(71)は「もう、あの声と甘いマスクは 無 なのですね。残念です」と、細川さんの死を悼んだ。
小川と細川さんは文学座の舞台「シラノ・ド・ベルジュラック」で、共演したことがきっかけで結婚。「美女ロクサーヌ、美男クリスチャンとして世紀の大恋愛を演じ、そのまま結婚に入りました」という。一人娘にも恵まれたが、その後離婚した。
小川は細川さんを「類まれな美しい声で、パルコのミュージカルトップスターとして長年降臨、多くのファンを魅了」と称えた。そして「俳優として、渋い甘さはこれからでしたのにねえ。ご冥福をお祈りします」とコメントを結んだ。