横澤さんの代表的な番組で、自身も神父役で出演した「オレたちひょうきん族」。同番組からブレークした芸人は多く、松本明子(44)、コント赤信号の小宮孝泰(54)らが駆け付けた。
当時の人気コーナー「ひょうきん懺悔室」で横澤さんの神父役に対し、“イエス様”を演じたブッチー武者(58)は「私の人生を変えてくれた恩人」と同番組でみせた“バツ”のジェスチャーを見せ、「これは横澤さんをなくした悔しさです」と唇をかんだ。
ブッチーは横澤さんの最後のテレビ出演となった昨年9月のNHK「爆笑問題のニッポンの教養」でも共演。「勢いのあった時代にいい思いをさせていただいた。本当にありがとうございました」と涙をこらえた。
また、「ひょうきんベストテン」に登場し、バラドルのさきがけとなった松本は「中森明菜さんのモノマネで、売れない私を拾ってくれた。隅々まで配慮する大プロデューサーでした」と目を赤くした。
同コーナーで島田紳助(54)と司会を務めた元フジテレビアナウンサーで女優の山村美智(54)は「ニュースを読むだけの女子アナをバラエティーに導き、多くのことを学びました」と振り返り、「あたたかくてスマートな人でしたが、スタジオでは厳しい目で収録を見つめていた。もう1度、お会いしたかったです」と偲んだ。
式場にはビートたけし(63)、明石家さんま(55)ら横澤さんに育てられた芸人からの献花がズラリと並び、その功績が偲ばれた。「いいとも!」で全国区になった鶴瓶は多忙の合間を縫って参列。コメントはせず、神妙な面持ちで会場を後にした。
葬儀・告別式は14日午前11時から同所で。葬儀委員長は横澤さんの同期で、前フジテレビ社長の村上光一氏(70)。
【主な参列者】
笑福亭鶴瓶、ビートきよし、兵藤ゆき、蝦子能収、松村邦洋、松尾貴史、つのだ☆ひろ、中山秀征、松本明子、田中康夫、小宮孝泰、山村美智、三遊亭小遊三、毒蝮三太夫、東貴博、西山喜久恵、松金よね子、日枝久、山下洋輔(順不同、敬称略)