フジテレビ元プロデューサー・横澤 彪さん告別式 山田邦子さんら600人が参列
8日に亡くなった元フジテレビのプロデューサー・横澤 彪さんの告別式が14日に行われ、片岡 鶴太郎さん(56)や山田邦子さん(50)ら、横澤さんに見いだされた芸能人ら600人が参列した。
片岡さんは「物まねは似てなきゃいけないんですけれども、似ていることより面白さということを要求してくださった方で、さほど物まねとして完成度が高くなくても、すぐに放送していただいたということが、マッチとかいろんなキャラクターにつながったと思うんですね」と話した。
ビートたけしさん(63)、明石家さんまさん(55)、タモリさん(65)らの才能をいち早く見いだした横澤さん。
8日に肺炎で亡くなり、14日の告別式には、渡辺正行さん(54)、「品川庄司」の庄司智春さん(35)、山田邦子さんら600人が参列し、横澤さんとの最後のお別れをした。
山田邦子さんは「ガハハって笑っている顔で、それで『邦子』と呼び捨てにするような。シビアですけど、温かいその感じが思い出されます。横澤さんがいなければ、今の山田邦子は存在しないと思います。たけしさんにしても、さんまさんにしても、タモリさんにしても、横澤さんがいなければ、今日はなかったんじゃないかなって思います」と話した。
今にも笑い声が聞こえてきそうな横澤さんの遺影は、6年前に悪性リンパ腫(しゅ)と診断された以降に撮影されたもので、横澤さんが選んだという。
あいさつを述べた10年来の友人という山崎 努さん(74)は、「(訃報(ふほう)が)あまりに突然で僕はどう対応したらいいかわかりません。ぼうぜんとしています。横澤さん、6年間の闘病、さぞ、おつらかったでしょう。体はもう、ぼろぼろだったと奥さんから聞きました。それなのに、会えばいつもニコニコ。たいした克己でした。あなたを友人に持ったことを、僕は誇りに思います。かけがいのない友でした」と述べた。
栗原小巻さん(65)は「横澤さんは、知性も魅力も卓越していらっしゃいました。物事を深く考え、耳を澄まして話を聞く。温かい心と純粋な魂。もし、こんな友人が欲しい、もし、こんな方を師として仰ぎたいという人がいるとすれば、それはまさに横澤さんです」と述べた。
横澤さんも出演し、「オレたちひょうきん族」の名物コーナー「ひょうきん懺悔(さんげ)室」に出演したブッチー武者さん(58)は、神様の姿で参列した。
ブッチーさんは「全国の視聴者の皆さんに笑いで楽しませて、幸せをあげた横澤さんですよね。それに対してのマルだと思います」と話した。
沢口靖子さん(45)は「本当に遺影の写真も満面の笑みで笑っていらっしゃるんです。笑いというものを番組を通して広げていかれたという、人間にとって笑いというのはとても幸せにしてくれるんだなという感じで。参列させていただいて、横澤さんから逆に幸せな気分をいただいた。
横澤さんによって、才能を見いだされた多くの方々が、感謝の気持ちで、横澤さんを見送った。
(01/14 18:25)