横澤さん葬儀・告別式　６００人が別れ

　肺炎のため８日に７３歳で亡くなった元フジテレビプロデューサー横澤彪さんの葬儀・告別式が１４日、東京・大田区の池上本門寺で執り行われ、テレビ関係者や芸能人ら約６００人が参列した。

　家族ぐるみで親交のあった栗原小巻（６５）、山崎努（７４）の２人が相次いで弔辞を朗読。「遺族の悲しみを思うと胸が詰まる思いです。知性があって温かく、純粋な心を持った方でした」（栗原）、「あなたはふだんの付き合いでも意表を突く言動で笑わせたが、このお別れまで意表を突くことはないじゃないですか」（山崎）と呼び掛け、涙を誘った。

　喪主の雅子夫人は「たくさんの方々においでいただき、本人もさぞ喜んでいると思います」とあいさつ。昨年暮れから正月にかけては、家族で初もうでに出掛けるなど何事もなく過ごしていたが、６日になって容体が急変したと明かし「６年間の抗がん剤治療で体がぼろぼろになり、言い残すこともなく亡くなったのが残念」と悔やんだ。