静寂 一閃 舞うかるた 近江神宮・高松宮杯
小倉百人一首の競技かるたの腕を競う「第60回高松宮記念杯近江神宮全国歌かるた大会」が9日、大津市の近江神宮で始まった。90畳の大広間で最大32試合が同時に行われ、一人の読み手の声に集中する静寂の中、熱き戦いが繰り広げられた。
全日本かるた協会と天智聖徳文教財団の主催。百人一首の最初の歌を詠んだ天智天皇を祭る同神宮で、前日の名人位・クイーン位決定戦に続いて毎年開いている。今年はかるた人気の高まりを受けて過去最高の約400人が参加し、初の2日間開催となった。
初日は、王朝装束の女性たちが神前でかるたを奉納する「かるた祭〜かるた開きの儀」に続いて、4段以上のA級、2〜3段のB級の選手がそれぞれトーナメント方式で対戦。上の句が読み上げられると、それまでの静けさを破って選手たちが札を取り合って畳をたたく音が大きく響いていた。10日は、初段以下のC〜E級の各トーナメント戦がある。
【 2011年01月09日 22時15分 】
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