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25年連続で行ってみせるぞ、かるた甲子園 益田高

2011年1月15日

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かるた甲子園への25年連続出場をめざしている生徒たち=益田市七尾町

 高校生の競技かるたで、県立益田高校かるた部(益田市七尾町)が、全国大会の出場記録更新に挑んでいる。夏に大津市の近江神宮で開かれる全国高校小倉百人一首かるた選手権に、1987年から24年連続で出場している。5人の部員は5月の県予選に向けて、練習に励んでいる。

 全国の代表校が競うかるた選手権は、札を奪い合う激しさから「かるた甲子園」とも呼ばれている。益田高校は94年に初優勝、95年も準優勝している実力校だ。

 かるた部は、2年生で主将の島田成美さんと1年生の中村文哉さん、河本友里花さん、中島千穂さん、藤岡遥香さんの男女5人で活動している。

 読み札を瞬時に聞き分ける集中力と、狙った札を奪う瞬発力が問われる。畳をたたく音を響かせながら、札を勢いよくはじき飛ばす極意について、島田さんは「取る札に向けて、まっすぐ腕を伸ばすこと」と話している。

 3年生が引退した後に発足した新チームは、中国地区大会が最初の関門になる。島田さんらは昨年11月、鳥取県米子市で開かれた中国地区大会で7連覇を果たし、2004年大会から続く王座を守った。

 かるた甲子園への25年連続出場をめざして、島田さんは「みんなで強くなって、先輩から受け継いだ歴史を守りたい」と意欲を燃やす。1年生の4人も「スピードとチームワークで圧勝したい」「全国舞台へみんなで突き進む」と張り切っている。(広川始)

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