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田代まさし被告、トホホな言い訳

 覚せい剤取締法違反の罪などに問われているタレント・田代まさし(本名・政)被告(54)の第2回公判が14日、横浜地裁で開かれ、被告人質問を受けた田代被告は、「シャネルズの30周年記念イベントに参加できずショックだった。つらさから逃れたいと思った」と、再び薬物に手を染めた動機を語った。昨年2月のイベントに出演できず、その1カ月後の3月に初対面の男から大麻を手渡され、薬物使用に走ったと説明した。

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 芸能界復帰への一筋の光明が途切れたとき、田代被告のさらなる転落が始まった。「(所属していた音楽グループ)シャネルズのデビュー30周年イベントに出演依頼が来ていたのに、レコード会社に出演を拒否された。すごく落ち込んで、悩みから逃れたいと思い使用してしまった」。田代被告は同じ釜の飯を食ったシャネルズへの参加を拒まれ、薬物へと逃避した。

 田代被告は昨年2月24日に東京・NHKホールで行われたシャネルズのリーダーで歌手の鈴木雅之のデビュー30周年記念コンサート会場を訪れた。ステージには、シャネルズのメンバーが上がり、過去のヒット曲を披露するなど、“同窓会”のような構成。しかし、田代被告はステージには上がれず、覚せい剤取締法違反などで服役し、08年6月に出所したことに対して「レコード会社から“犯罪者だから”と参加を断られた」と振り返り、無念さをにじませた。

 その後は「何のために仕事をしているんだろう」と自暴自棄になり、イベント直後の昨年3月に出演したローライダーカーショーで知り合った男に大麻を手渡され、さらなる転落が始まった。大麻からコカイン、覚せい剤へとエスカレート。薬物使用へのためらいもあったが「(ファンの)みんなを苦しめるよりも、つらさが勝ってしまった」と振り返り、後悔を口にしていた。

(2011年1月15日)

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