おけさ丸 (新 潟〜両 津) 【佐渡汽船株式会社】 評価:★★★ |
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離島航路らしくない豪華な個室を備えた船 | |||||||||||||||||||||||
おけさ丸(両津港) |
新潟〜両津間を結ぶ佐渡汽船のメイン航路に就航する同社のフラッグシップ。バブル期に建造費を67億円もかけて造ったらしい。以前は国際トン数で大きく見せる表示をしていたのだが、国内の総トン数に変更してトン数が半減した。船内はわずか2時間半の航海とは思えないぐらい豪華で快適である。船室は大部屋のカーペットルームが中心だが、専用テラス付きの特等室がある。さらにVIP専用だった貴賓室をスイートルームとして一般販売を開始した。 平成5年就航。総トン数5800トン。 (利用時期:平成22年12月) |
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Cabin〜船室は快適か? | |||||||||||||||||||||||
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Public Space〜営業施設・公室は充実しているか? | |||||||||||||||||||||||
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Infomation〜船内案内・感想など | |||||||||||||||||||||||
(NEW)平成16年のダイヤ改正により、配船が固定されておらず、設備のやや劣る「おおさど丸」と交互に変わることになった。佐渡汽船のHPには配船の情報はない。住民の生活航路が主たる目的であるから、船を選んで乗る利用者はあまりいないと思うので仕方がないのかも知れない。「新潟海上保安部 新潟信号所」のHPでは今日明日の配船が確認できる。これは一時期船名が非公開だったのだが、現在はフェリーのみ船名が表示されるようになったので、配船が気になる人は参考にすると良い。 (NEW)以前は船を大きく見せるため国際トン数で表示、1万トン級!とPRしていたのだが、経営が厳しくなり、一部改造を実施して国内の総トン数に変更、半分位のトン数となった。総トン数で色々な費用が決定するのに、必要もないのに、見栄だけの為にわざわざ高くなる国際トン数を使っていたというのが・・・? (NEW)短時間の離島航路には似合わない豪華な特等室やスイートルームを備えている。嬉しいのは特等を1人でも貸切料金を取らず、1人分の運賃だけで気持ち良く発売してくれる点。(スイートは不明、発売当初は2名以上の制約があった記憶がある) ただ、特等の利用状況はバブル期に利用したときはそこそこ入っていたようだが、最近は空室が多いようだ。ジェットフォイルの企画商品が多いのだが、フェリーの特等も稼働率を高くするために何か企画してはどうだろうか?せっかくのいい部屋が利用あまり利用されていないのは残念。ジェットフォイルに6千円払う余裕があるのなら、私は快適なカーフェリーの特等室をお勧めしたい。 車両甲板と客室を結ぶエスカレーターは、案内所のすぐ前につながっている。他のフェリーでは車両甲板から客室にあがると、妙な場所に突然出るような構造が多いのだが、本船のように案内所前のメインストリートに直結する構造はわかりやすいと思う。 佐渡汽船では港のターミナルを「駅」と呼ぶようだ。改札口やホームなど、駅の言葉も多い。昔の駅のみどりの窓口のような切符売り場で乗船券を購入し、改札口で乗船券の入鋏(鉄道では見なくなった本当の鋏)を受け、乗船名簿を渡す。下船時の乗船券の回収は行わなくなったので記念に持ち帰れるし、ゴミが増えて嫌な人は無人駅のような集札用の箱に入れれば良い。他のフェリーとは違った雰囲気なので面白い。 同じ新潟から出港する新日本海フェリーと比べると割高な運賃。(長距離フェリーと離島航路を比較するのは酷だとは承知しているが・・・。)車両のキャンペーンなどを行い、実質値下げを行っているものの、佐渡へ車を運んで観光しようという気にはならず、レンタカーでいいかな?と個人的には思う。(前の千円キャンペーンだけは例外) 新潟出港時の操船方法は必見。船尾の係船索を取ったまま、船尾を当てて信濃川を回頭するシーンは船ヲタでなくても迫力満点!出港時は船尾のデッキへGO!(川の流れに圧流されるので難しいと思うよ。) |
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更新履歴 | |||||||||||||||||||||||
H22.12.16 船体写真、船室写真の差し替え。サービス体制の確認。 | |||||||||||||||||||||||
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