あぜりあ丸 (下田〜利島〜新島〜式根島〜神津島) 【神新汽船株式会社】 評価:★★ |
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伝統の花毛布が残る定期船 | |||||||||||||
あぜりあ丸(式根島) |
伊豆半島の下田から利島・新島・式根島・神津島の4島を経由して下田に戻ってくる。以前は利島がなく、神津から新島を結んでいたので神新(しんしん)汽船と呼ばれる。それぞれの島の利便性を公平にするためか、曜日によって島を回る順番が異なるので乗船の際は時刻の確認をすることをお勧めする。水曜日は通常は休航日なのだが、欠航が続くと臨時便が出ることがある。 昭和63年就航。総トン数480トン。 (利用時期:平成21年2月) |
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Cabin〜船室は快適か? | |||||||||||||
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Public Space〜営業施設・公室は充実しているか? | |||||||||||||
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Infomation〜船内案内・感想など | |||||||||||||
下田港下船後の伊豆急下田駅行きのバスは廃止されていた。閑散期の旅客数を考えたら止む無しかと。船内にはタクシーの電話番号の掲示があるので、急ぐ人は船内から予約しておくと良い。 以前は船内でおにぎりやサンドイッチの販売があったのだが、季節限定に縮小され、通常は電子レンジ利用のレトルト食品の販売に変更されていた。閑散期は利用が極端に少ないので、売れ残りのロスを考えたらやむを得ないと思う。それでも船内でレトルト食品とカップラーメンの販売があるので、忙しくて食事を用意できずに乗船したとしても何とかなる配慮があるのは嬉しい。電子レンジは自由に利用できるので、持ち込んだ弁当を温めるのにも利用できる。 初めて乗船した時は、小さい船なので船内は狭くて何も無いのでは?と予想して乗船したものだが、上等席もあり、意外と広くてそれなりの設備は整っていた。また似たような条件の離島航路では接客担当の乗組員はいないのが相場なのだが、本船では1人乗務しており、旅客サービスを行っているのは離島航路として特筆できるサービスであると思う。船齢が古いのは否めないが、離島航路とは思えないほど船室のじゅうたんやトイレの清掃状況が良く、気持ち良く過ごせた。 1等室では日本の船伝統の花毛布を見ることができる。しかも豊富な数を折ってくれている。数年前まで関西汽船や大阪高知特急フェリーでも見られたが、今日では無くなってしまった。(あとはオーシャン東九の特等ぐらい?)花毛布を知らない一般の人にもその良さをわかって貰えるように、室内に花毛布についての説明を掲示しては如何だろうか? 「神新汽船ワンデークルージング」という下田から各島を巡り下田へ戻って来るヲタ向けの企画切符を発売している。遠方から朝の下田出港までに来るのは前泊しないとやや辛い面もあるが、力強い離島航路の貨客船を満喫できる数少ない貴重な航路なので興味のある人は如何?東京から東海汽船の夜行の客船便を使い、どこかの島で下船して本船で下田へ抜けると楽に乗れる。 夏のシーズン中なら青い海を見ながらデッキのベンチで過ごすのも気持ち良いかも。デッキにはゴザも用意されているので日光浴も楽しめる。 |
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更新履歴 | |||||||||||||
H18.01.08 更新 H21.03.05 船室写真を差し替え 下田港バス廃止について、食品の販売変更について記載 |
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