覚せい剤取締法違反などの罪に問われたタレント・田代まさし(本名・政)被告(54)の第2回公判が14日、横浜地裁(香川礼子裁判官)で開かれた。
田代被告は被告人質問で「(かつて所属していた)『シャネルズ』のデビュー30周年イベントがあった。(リーダーの)鈴木雅之から出演依頼があったが、レコード会社からNGを食らった。それがすごくショックだった」と、再び薬物に手を染めた動機を明かした。
「(周囲を)悲しませること、裏切ることよりも、自分の愚かさ、バカさを引きずり、つらさが勝ってしまった」と説明。薬物入手のきっかけは「昨年3月に握手会で初対面の男から大麻を手渡された」と語った。
覚せい剤、コカインなどは交際相手の荒井千恵子被告(50)=公判中=が密売人から入手。「彼女の行為に対する(思いやりの)気持ちとして金を渡した。薬の代金としてではない」と主張した。田代被告は顔色も良く、逮捕時よりふっくらとした印象。口ひげとあごひげを生やし、黒縁眼鏡で質問に答えた。次回公判は3月1日。
[2011/1/15-06:00 スポーツ報知]