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女性2人死亡 大阪府豊中のマンションで 餓死の可能性

毎日新聞 1月8日(土)22時42分配信

女性2人死亡 大阪府豊中のマンションで 餓死の可能性
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高齢の姉妹とみられる2人が死亡していたマンションの一室。部屋の前には車椅子が置かれていた=大阪府豊中市で2011年1月8日午後10時16分、森園道子撮影
 8日午前10時ごろ、大阪府豊中市曽根西町2のマンション(5階建て)5階の一室で、住人とみられる60代ぐらいの女性2人が死亡しているのを、府警豊中署員が見つけた。部屋の電気、ガスが止められていた。2人は栄養失調のようにやせ細り、死後20日以上経過していた。玄関や窓はすべて施錠され、室内への侵入跡もなかった。豊中署は餓死した可能性もあるとみて、死因を調べるとともに身元確認を急いでいる。

 豊中署によると、2人の部屋は2LDK。姉妹とみられ、うち1人は長袖セーターとスエットズボンで6畳和室にあおむけに倒れ、寒さをしのぐためとみられるマフラーを巻いていた。もう1人は長袖シャツとズボン姿で、リビングにうつぶせに倒れていた。ほぼ同時期に死んだとみられる。目立った外傷はなく、自殺した形跡や遺書もないという。

 この部屋は、大阪地裁の強制管理物件で明け渡しの対象だった。地裁執行官名で「電気とガスが止まっており、寒いので心配しています。今後の生活について市役所への相談をお勧めします」との趣旨のメモ書き2枚が部屋の玄関に張られている。2枚は昨年12月28日付と今月6日付。

 同署や住民によると、2人のうち1人はこのマンションの大家だが、昨春に家賃の振込先を大阪地裁に変更するよう、住人に要請があったという。家賃収入も途絶えていたとみられ、リビングのテーブル上に置かれていた財布には100円硬貨が4、5枚残されているだけだった。住民らは12月下旬ごろから、部屋の電気がつかず、不審に思っていたという。【服部陽、佐藤慶】

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最終更新:1月9日(日)1時35分

毎日新聞

 

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