上原　もみあげTシャツ売りまーす

　上原、もみあげ大魔神で守護神ゲットだ！！　オリオールズと１年契約を結んで残留した上原浩治投手（３５）は１３日、東海大学付属仰星高の同級生で日本ハムからレンジャーズにＦＡ移籍した建山義紀投手（３５）らと東京都内のグラウンドで合同自主トレを行った。この日上原が着ていたのは自身のトレードマークとなった長いもみあげをあしらったＴシャツで、所属事務所から１月中旬にも発売予定。今季はもみあげグッズを身にまとい、守護神として君臨するつもりだ。

　上原が着ている怪しげなＴシャツに、報道陣がどよめいた。黒字に白抜きでデザインされた似顔絵のもみあげが長々と伸びている。その下には「ＳＩＤＥＢＵＲＮＳ（もみあげ）」の文字がプリントされていた。

　「もみあげＴシャツ、つくったんですよ。ほら」。喜々として披露したマニアなグッズに、周囲はあんぐりだ。「まだ試作品だけど、近日中に発売する。球団の方にも（もみあげグッズ発売を）お願いしたい。とりあえず、第１弾としてこちらが出るので、お問い合わせは（マネジメント事務所）スポーツカンパニーまでよろしくお願いします」。ちゃっかり宣伝も忘れなかった。

　昨季から伸ばし、今やアニメ「ルパン三世」の主人公にちなんで「ルパン」の愛称で呼ばれるようになったトレードマークについては、建山も「僕も周りから『何で（もみあげが）ああなったんか、聞いといてくれ』と言われた」と苦笑した。

　とはいえ、外見だけがクローズアップされるのは本意ではない。オリオールズには、昨季３７セーブのグレッグ（前ブルージェイズ）が入団したばかり。うさぎ年、７５年生まれの年男は「年男は当たり年ということにしたいので、（建山と）２人で盛り上げていきたいのと同時に、自分の目標としてはクローザーの座を奪う」と守護神定着を高らかに宣言した。

　“付けもみあげ”をして球場に足を運ぶファンが増えるように、今季も勝ち試合をきっちりと締める。　（廣田学）