８０盗塁ターゲット本多「佑をおちょくりたい」…ソフトバンク

サッカーボールでウオーミングアップの本多

　パ・リーグの盗塁王、ソフトバンク・本多雄一内野手（２６）が１３日、日本ハムのドラフト１位・斎藤佑樹投手（２２）＝早大＝に強烈な宣戦布告を行った。佐賀・嬉野総合運動公園野球場での自主トレを公開したこの日、「塁に出て（斎藤を）おちょくりたい」と、黄金ルーキーにプロの洗礼を浴びせることを誓った。

　三菱重工名古屋から０５年の大学・社会人ドラフト５巡目で入団。無名の存在から昨季５９盗塁で西武・片岡と並んで、初タイトルを奪取するまで成長。叩き上げで盗塁王になった立場だけに、抜群のアマ実績を誇り、鳴り物入りで入団する斎藤には強い対抗意識がある。「早稲田であれだけ盛り上げて入ってきた。対決が楽しみ。リードの大きさとか、走ると見せかけて偽走だけにするとか、プロの走者を経験したことがないので、違いを見せたい」と鼻息荒くまくし立てた。

　「今季の目標は８０盗塁です。出塁率を上げれば見えてくる」と、５０年の南海・木塚忠助の７８盗塁の球団記録を更新し、“世界の盗塁王”福本豊（現スポーツ報知評論家）しか達成していない大台をターゲットに設定。雑草の走り屋が話題豊富なパ・リーグで存在感をアピールする。