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東北『道の駅』車中泊研究会の実態調査結果

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昨年の10月に実施された道の駅での車中泊に関する社会実験のアンケート結果が、今年の7日に発表されたようですので、まずはその新聞記事をそのまま転用しておきます。
アンダーラインは注目したいポイントを僕がマークしたものです。

 

毎日新聞 1月7日(金)12時24分配信

50~60代夫婦利用多く、自由に安く旅行したい 
受け入れ前向きマナー違反懸念も

 東北の道の駅や自治体で作る「東北『道の駅』車中泊研究会」は6日、昨年10月にいわき市の道の駅「よつくら港」などで実施した実態調査結果を発表した。同駅では同22~31日の10日間で57台が車中泊し、利用者は50~60代が多く、夫婦の旅行が半数を占めた。一方、各駅への聞き取りではゴミ投棄などのマナー違反を指摘する声が相次いだ。


 道の駅は国土交通省が登録する道路沿いの休憩施設。団塊世代の退職や高速の一部無料化などで近年、車中泊者が増えているという。
 実態調査は「よつくら港」と「いいで」(山形県飯豊町)で実施。車中泊専用駐車スペースを設けて、アンケートを行った。
 10日間で計113台が泊まり、利用者の年代は60代が41%で最多。次いで50代21%、40代15%で夫婦が半数を占めた。車種は普通車、キャンピングカー、車中泊用に内装などを変えた改造車がそれぞれ約30%だった。
 車中泊の理由は「自由プラン」が29%と最も多く、「宿泊費の節約」が27%で続いた。旅行の平均日数は2泊31%、3泊11%と続き、6泊以上の長期は13%だった。旅行の予算は5万円以下が60%近くを占めた。車中泊歴5年以内が約半数で、近年のブームで始めた人が多いとみられる。
 併せて東北の道の駅全137駅に行ったアンケート(回答134駅)では、問題点として27%がゴミの投棄を指摘し、次いで車外へのテーブル設置など「占有」16%▽洗面所での炊事・洗濯14%▽火気使用、盗電各11%--と続いた。
 一方、車中泊を「積極的に受け入れたい」「受け入れできる」と答えた駅は計40%。「条件付きで」も44%に達し、ほとんどの駅が受け入れに前向きだった。今後の課題として「炊事設備や車中泊専用区画の設置が必要」との意見が多かった。
【関雄輔】

 

月いちでも、道の駅を利用して車中泊をしている人には、妥当というか想定内というか... まあ特別に驚くような内容のものではないと思います。 むしろ、僕は利用者が道の駅に感じている不満や疑問の聞き取り調査内容を見てみたかったなと。

この調査そのものは、どちらかというと施設側に立って行なわれたような感じを受けます... というよりも、予算を確保するために「炊事設備や車中泊専用区画の設置が必要」という結論に持ち込むための調査だったのかも知れない(笑)。 それはそれでいいのですが、前から気になるのは管理する側のマナー。

たとえば、道の駅側が指摘するゴミの投棄は、何も車中泊客に限ったことではないのでは...
冒頭の写真は、富士山にある道の駅・朝霧高原に設置されたゴミ箱です。道の駅にもゴミ箱が置かれているところはたくさんあります。以前に比べて今は道の駅のゴミ箱設置が普及していて、「未だに置いて無いのか、ここは」と思うようにもなってきました。
ユーザー心理は、「物販する以上はゴミ箱が置いてあるのが当たり前」です。道の駅にゴミ箱が置いてないことに対する正当性を誰もナットクできていないと僕は思いますが、いかがでしょう。いくら置かない理由を並び立てても、SAやコンビニのような「民間」が頑張っている限り、その風当たりが和らぐとは思えません。道の駅側のユーザーに対するマナー意識・商業行為に対する責任感に問題があると見るほうが妥当です。

また盗電は犯罪行為なのですから、発見すれば速やかに警察に通報するのが筋です。
そして施設内にキャンプ行為を禁止する規則を設けているのなら、条例みたいにローカルルールに基づいて罰則を与えるというのが、規則を守って利用しているユーザーへの礼儀です。怖いのなら、セコムみたいな専門業者に任せればいい。一番いけないのが「野放し」では...

 

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道の駅・草津運動茶屋公園に建てられた看板。
よく読んでみると「この駐車場は騒音等の問題から夜間駐車は禁止となっております」とある。

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夜明けの駐車場。
もし僕が昼間に上の看板を読んで別の場所で車中泊をして、朝この状態を見たら...
次回からはまず看板なんて信じない。1台2台ではなく「満車」なんだもん(爆)

しかるに...

今のように利用者に全て結果を押し付けているようでは、まだまだ全然ホンキで改善するつもりじゃないと思わざるを得ない。ましてや、そういうところへ税金を投入するのは時期早尚だと僕には思えますし、この程度の調査でそういうものを作ったのでは、またまた使えないものが増えるだけ..かも知れません。

 

さらに、道の駅にはこういうところもあります。

 

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道の駅の駐車場。

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上の写真から1段下った河原。100メートルも離れていない場所に無料のキャンプスペースがある。

 

これは長野県にある道の駅・信州蔦木宿。
道の駅には温泉もあって、車中泊族とPキャン族が見事に棲み分けできているユニークな事例です。

普通はこういう場所がタダで使えれば、道の駅の駐車場でカー網戸なんて使わないと僕らは思いますが、ご覧の通り事実はそうじゃない。

そもそもこういう人たちは炊事棟なんて使わないし、ただ寝るだけなので今のままでも全く困らないんです。しかも、大半はルールが守れるいい客なんです。つまり、心から道の駅にキャンピングゾーンなど期待していない人が大半で、それで有料になるくらいなら要らないと思っていても全く不思議ではありません... だから、道の駅のスタンスは、車中泊の為の施設ではないので歓迎しない のままでいいと思うんです。そこに必要なのは「明確なルールとその遵守」だけでしょう。

 

本当に問題なのは、椅子やテーブルを出してまでPキャンがしたいという人の行き場所なんです。それは道の駅とは本来関係の無い低料金のオートキャンプ場のはず。だって何を見ても、車中泊に最適な場所はオートキャンプ場と書かれているんですから。
それが実態と遊離しているのは、オートキャンプ場のマーケティングが車中泊にアンマッチだからという以外に理由はありません。高いだけでなく、駐車場は傾斜がきつく、スライドドアとサイトの向きがあっていないなどなど、根拠を挙げればたくさんあります。背景はそこがテント泊を前提に作られてきたからに他ならないのです。

結論は...
道の駅やサービスエリアとオートキャンプ場は根本的に用途が違うわけで、これまでどおりの関係でが正しいんです。今やるべきことは低料金で利用できるオートキャンプ場を道の数くらい増やすことです。そこを勘違いしているというのが、この調査結果の問題点でしょう。現在の道の駅やSAが、その代替施設であることなんて、みんな知っていますよ。

そして、マナーについて語りたいマスコミやブロガーさんの本当の役目は、そういった施設の必要性を社会にPRし、その増設に協力することであり、僕らプロは今まで道の駅での車中泊しかしていなかった人たちが、オートキャンプ場に行きたくなるようなコンテンツを創造し、情報発信することでしょう。大義名分の無いことに人は動かないし、それに面白さが加味されなければ続かない。世論が社会を動かし、それが本来のインフラになっていかなければ車中泊は歪んだままの構図から脱却できないし、やがてはブームのままで終わる。

さて。

その中で、生まれた環境の1つがコレ。

このウェブサイトは3月1日からの道の駅・オフィシャルサイト化をめざし、これからページを拡充していきます。昨日までの取材はそのためのものでした。

日本には、まだ同じことができる施設が各地にあると思うのは、僕だけなんでしょうかね(笑)

 

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