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└ プロバイダと個人情報
おやぶん大蔵大臣担当大臣したっぱ 住民住民住民住民住民
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 プロバイダと個人情報



おやぶん 「えーとじゃな、ワンクリック料金請求サイトとか請求メールとかに『弊社顧問弁護士を通じて、プロバイダに対して法律に基いて個人情報の開示を求めます』とか書いてあったのじゃ。これが怖いというか不安なのじゃ。」
○ 「あのね、曰本国では『通信の秘密』っていうのはとにかく保護の度合いが強いの。『電気通信事業法』って法律によってね、電気通信の秘密を侵すことは罰則付きで禁止されているから、心配しないでいいのよ。」
(検閲の禁止)
第3条 電気通信事業者の取扱中に係る通信は、検閲してはならない。
(秘密の保護)
第4条 電気通信事業者の取扱中に係る通信の秘密は、侵してはならない。
2 電気通信事業に従事する者は、在職中電気通信事業者の取扱中に係る通信に関して知り得た他人の秘密を守らなければならない。その職を退いた後においても、同様とする。

(罰則)
第179条 電気通信事業者の取扱中に係る通信(第164条第2項に規定する通信を含む。)の秘密を侵した者は、2年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処する。
2 電気通信事業に従事する者が前項の行為をしたときは、3年以下の懲役又は200万円以下の罰金に処する。
3 前2項の未遂罪は、罰する。
△ 「でも、『プロバイダに個人情報の開示請求を求めます』って書いてあるのじゃ。グスン。」
○ 「んー、そこが不当請求業者のミソ文句なのよ。『電気通信の秘密を侵す』のは罰則付きで禁止されてるんだけど、『プロバイダに開示を求める』行為は直接は禁止されていないのよ。」
△ 「ほうほう。じゃあ、プロバイダは何があっても通信の秘密は出せない訳じゃな?」
○ 「んー。『何があっても』って言うと語弊があるかな。」
△ 「ふえ。じゃあ、プロバイダは個人情報を出してしまうことがありえるのかの?」
○ 「そうねぇ、簡単に言えばね、犯罪捜査について裁判所が発行した令状があった場合とか、プロバイダがワンクリ業者に訴えられて負けてしまうような場合って感じかしらね。」
△ 「イヤじゃ。イヤじゃ。絶対に個人情報を出すのはイヤなのじゃ。」
○ 「ちゃんと聞いてよ。あのね、犯罪捜査は捜査機関へ情報を提示するだけなんだから無関係でしょ。それに、でね、法律上支払義務を否定できるものとか否定できる可能性が高い不当請求なんだから、プロバイダは訴えられてもまず負けないでしょ?こんな場合に、自分の顧客の個人情報を開示するってことは考えられないわ。」
△ 「ほほう。じゃからか。わざわざ『錯誤無効』とか『そもそも利用規約に法的拘束力が認められない』とか難しい法律上のことをくどくどと、ホントにくどくどと書いてたりしたのは。」
○ 「こら。『気を悪くするぞ』」
△ 「おっと。口がすべったのじゃ。でもじゃな、弊社顧問弁護士を通じて・・・何て書いてあると不安なのじゃ。」
○ 「あのね、単に『弁護士が聞いて来たから通信の秘密を侵して回答した』ってだけだと、電気通信事業法上、その違法性はなくならないのよ。」
△ 「じゃあ、何でわざわざ弊社顧問弁護士とか書いてあるのじゃ?」
○ 「不安を煽って振込ませたり、連絡を入れさせるためじゃないの?」
△ 「おお、なるほどなのじゃ。」
○ 「もっと踏み込んで言えばね・・・・・」
△ 「何じゃな?」
○ 「プロバイダが通信の秘密を侵して個人情報を簡単に開示してくれるんだったら、逆に業者の個人情報も開示してくれるってことでしょ?もしもそうなんだったら、オークション詐欺被害者の人なんかはお金の返還請求がかなり楽になると思うわ。」
△ 「おお!そういう逆の考え方もあるのじゃな。」
○ 「ん。でね、結局法律上支払う必要も無いし、プロバイダも個人情報を開示しないんだから、『ワンクリック料金請求は怖くない』ってことなの。」
△ 「なーるほーどなのじゃ♪」
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ワンクリック詐欺 解説と対処法
■手口紹介
├ 1.いわゆるワンクリック詐欺系とは
├ 2.ワンクリック料金請求サイト比較体験版
├ 3.個人情報取得中の解説
├ 4.登録完了画面の解説
■対処法
├ 5.基本的な対応策(無視)
├ 6.無視してはいけない例外
├ 7.不正請求メール対処法
├ 8.不正請求電話対処法
├ 9.不正請求ハガキ・封書対処法
├10.会社PCからアクセスした場合
├11.中高生等の18歳未満者の場合
├12.中高生等の18歳未満者の場合2
│ ├13.お金を振込んでしまった場合の対処法
├14.お金を送金してしまった場合の対処法
├15.被害届けの書き方これがポイント!
├16.請求画面が消えない場合の対処法

├**.究極的な対処法
■法律の規定
├17.特定商取引法違反の不正請求
├18.民事上の不法行為(慰謝料等)
├19.利用規約の法的拘束力
├20.電子消費者契約法第3条による特例
├21.その他の法律規定など
├22.電子消費者契約法に基いた請求?
■個人情報
├23.不正請求サイトが把握できる個人情報
├24.プロバイダと電気通信事業法
├25.プロバイダ責任制限法に基く開示請求
├26.プロバイダ経由の請求はありえない
├27.普通のサイト!?
■撲滅編
├28.銀行口座をぶっ潰す!
├29.クレジット決済をぶっ潰す!
├30.架空不当請求の烙印を押させる!
├31.風営法届出と条例に基づく開示請求
├32.反:ワンクリック詐欺って詐欺?
├33.反:ワンクリック包囲網
├34.反:適切な通報先【まとめ】
├35.反:ワンクリサイト規制法を作ろう
├36.反:<a>タグ登録サイトは検挙せよ!
├37.反:虚偽アニメ表示サイトは検挙せよ!
■その他
├38.ワンクリック詐欺用語集
├39.ワンクリック詐欺Q&A


当サイト管理人より。

特に小中学生・高校生、未成年者の方へ。
基本的に「無視」が鉄則です。不当請求業者にメールを出すこと
も控えた方が良い訳ですが、メールを出してしまったたとしても
所詮はメールですので、さほど心配する必要はありません。


ただし、下記の行為は控えましょう。
■ 学生証や身分証のコピー等を送るという行為
■ お金を振込むという行為
└特に、親の財布から勝手に取って払うのはご法度。







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