びるご (青森〜函館) 【道南自動車フェリー株式会社】 評価:★★ |
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真っ白!何を意味するの? | |||||||||||||||||||||
びるご(函館港) |
青函航路から高速船と東日本フェリーが撤退、道南自動車フェリーとなり、道南のえさん2隻と東日本だった本船と「びなす」の計4隻で運航を継続している。会社が変わって早速のドック入りとなり、船体塗装が注目されたのだが、何と真っ白にいるかマークのみで衝撃を与えた。船は旧東日本フェリーの中距離航路仕様の典型的な仕様。レストランは以前から閉鎖されているものの、個室やそれなりの設備が整い、ゆっくりと「船旅」を楽しめる貴重な存在となる。 平成2年就航。総トン数6300トン。 (利用時期:平成21年2月) |
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Cabin〜船室は快適か? | |||||||||||||||||||||
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Public Space〜営業施設・公室は充実しているか? | |||||||||||||||||||||
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Infomation〜船内案内・感想など | |||||||||||||||||||||
いまや青函航路で普通の旅客設備を有し、接客要員が乗務して個室まで販売しているという貴重な存在の船となった。快適な船旅を求めるのなら本船か「びなす」を選ぶのが無難。特に深夜時間帯のセキュリティー面では客室乗務員が居るのはありがたい。 ドック明けの新塗装は予想に反して真っ白!通常は真っ白な船体は豪華客船やよほどの信念でもない限り、錆や汚れが目立つので避ける傾向があると思うのだが、汚れやすいフェリーにもかかわらず何故か真っ白!真っ白になったフェリーといえば、海外に売船された「フェリーつくば」が記憶に新しいが、同じような運命となるのであろうか? 高速船が撤退し、それ以前よりも輸送力、便数が大幅に減って不便になったうえに運賃大幅値上げ。割引もやらざるを得ない一般的な割引以外はほとんどなくなった。並行する青函フェリーと比べて価格差も大きくなっている。本船と「びなす」は旅客設備もそこそこ整っているので仕方ないと何とか納得できるが、えさん姉妹まで大幅値上げはどうかと思う。えさん姉妹は「エコノミーフェリー」とでも命名して少しは安くしてはどうか。 港で配布や掲示している時刻表には船名の記載がない。旅客設備の差が顕著すぎるし、配船は固定されているようなので、船名の記載をお願いしたい。インターネットで空席照会すれば表示されるが、ネットを使わない人にもわかるようにきちんと表示すべきと思う。 前の会社が撤退して同じ船や人を道南に移籍という形をとられ、従業員の労働条件の切り下げるという冷酷な経営のなか、現場の人達はとても良く頑張っていたように感じた。特に窓口の対応は素晴らしいと感じたよ。 青森のターミナルが旧高速船ターミナルへ移転している。徒歩の場合は駅からのタクシー運賃が高くなるうえに、船は旧ターミナルのそばに接岸するので、無駄な移動距離が増える。寒い日や雪の日は最悪。 あまり豪華な船ではない割には車輌甲板からのエスカレーターがある。重い荷物を持った人や老人には長い階段を昇らなくてもよいので、すばらしい設備だと思う。徒歩の場合でも車輌甲板からの乗下船となるので、特に価値あり。(エレベーターはなし) 乗船名簿が大幅に簡略化されていた。代表者名と電話番号、人数のみの記載でOK。 以前の行方不明者多発の影響が残っているのか、夜間の航海は外部デッキへの出入りが禁止されるようだ。 |
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更新履歴 | |||||||||||||||||||||
H18.11.23 航路変更に伴い大幅に書き直し H19.09.08 航路変更に伴い大幅に書き直し H21.02.12 運航体系の大幅変更に伴い書き直し |
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