びなす (青森〜函館) 【津軽海峡フェリー株式会社】 評価:★★ |
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現代の津軽海峡の女王様? | |||||||||||||||||||
びなす(青森港) |
新造時は青森〜室蘭航路に就航、その後青函航路とを行き来していたが、昨年の室蘭港からの撤退に伴って青函航路に戻ってきた。船名はひらがなで「びなす」だが、カタカナで「ビーナス」と言えば金星の事と意味がわかりやすいかと思う。元々は中距離航路仕様なので短時間の青函航路には勿体ないほど船内設備は充実しており、個室もあるので快適な船旅をたのしめる。平成21年11月より津軽海峡フェリーへ社名変更、船体塗装も真っ白に改められている。 平成7年就航 総トン数7100トン。 (利用時期:平成21年11月) |
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Cabin〜船室は快適か? | |||||||||||||||||||
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Public Space〜営業施設・公室は充実しているか? | |||||||||||||||||||
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Infomation〜船内案内・感想など | |||||||||||||||||||
東日本フェリーの国内フェリー事業からの撤退、赤字の青森〜室蘭航路が廃止され、本船は売船されるのかな?と思ったものだが、再度青函航路に戻ってきた。 発券窓口、船内蝶ネクタイ氏、車両甲板作業員、清掃のおばちゃん達まで、従業員の接客態度は以前とは比べものにならない程、気持ちのよいものだと感じた。会社が厳しい状態となって、やっと現場の意識も向上してきたのだと思う。どこかのクルージングリゾートフェリーの車両誘導監督も見習うべしと言いたい。 船体の塗装は旧東日本フェリーのものとは全く異なり、白い船体に津軽海峡フェリーのロゴが描かれている。真っ白すぎて何だか物足らない印象で、しかも塗装後日数が経っているので船体の汚れや錆がよく目立ち、前のデザインの方がよかったなと個人的には感じる次第。 現在は1日2往復半のダイヤなので、「びるご」と本船で配船が毎日入れ替わっているのだが、年末以降は1日2往復のダイヤへ減便となり、配船が固定される。元貨物フェリーの船も就航しているので船内設備差が顕著で、配船は時刻表やHPで告知されている。 2等船室の通路には、上級船室の写真や、船橋、機関室の写真などを展示したコーナーがあった。こういう時代なのでなかなか実際の見学は受けにくいとは思うが、海事思想の普及を促進する掲示物に好印象を持った。また、その場所にはスーパーのようにお客様の声を投書する投書箱があり、それに対する会社側の回答が掲示されており、実際に改善しているものもあるようだ。投書箱はよく見るが、回答を掲示するフェリー会社は多分初めてだと思う。 車輌甲板からのエスカレーターがある。重い荷物を持った人やお年寄りには長い階段を昇らなくてもよいので、素晴らしい設備だと思う。青函航路は徒歩の場合でも車輌甲板からの乗下船となるので、特に価値あり。尚、下船は車両が優先となる。徒歩の場合は案内所前に集合させられて少し待たされる事になる。 |
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更新履歴 | |||||||||||||||||||
H19.10.27 船室、公室の写真追加、サービス体制の確認。 H20.10.03 写真の一部を差し替え。2枚の乗船券への意見を削除。 H21.11.23 航路変更に伴い大幅に書き直し。 |
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