べにりあ (八戸〜苫小牧) 【川崎近海汽船株式会社】 評価:★ |
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持ち込み必須のドライバーワールド? | |||||||||||||||
べにりあ(八戸港外) |
川崎近海汽船の八戸〜苫小牧間を運航するが、船と乗組員は東日本フェリーらしい。レストランを廃止して冷凍食品の自動販売機でしか食事ができない合理化船。一般旅客には利用しにくい時間帯なので、乗客の大部分はトラックドライバーとなる。特等や2等寝台はないが辛うじて1等が残ったので個室でないと嫌な人も利用可能。船名の由来はローマ神話に登場する海の妖精。 平成11年就航。総トン数6100トン。 (利用時期:平成21年12月) |
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Cabin〜船室は快適か? | |||||||||||||||
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Public Space〜営業施設・公室は充実しているか? | |||||||||||||||
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Infomation〜船内案内・感想など | |||||||||||||||
(NEW)前回の利用から約2年半が経過していたのだが、トラックドライバー様の喫煙マナーが驚く程向上していた。たまたま大人しい人が多かったのかも知れないが、今回はホールで飲酒しながら喫煙する人も見かけず、皆まじめに喫煙コーナーを利用していた。世の中のが極度の分煙傾向に流れつつあるなか、喫煙率の高いドライバー様も順応(あきらめ?)してきたという事だろうか?前回、極度の禁煙化は現場を知らないのだと批判したものだが、会社側が時代を先取りしていたのかも知れない。(アルコールの販売規制についても同様かと) (NEW)乗用車で乗船すると、苫小牧行きのみだが、簡単なアンケートに回答すると苫小牧のお土産が貰える企画をやっていた。苫小牧着の他社も同様の企画を行っているが、他社ではお土産の他に船内で使える金券が貰えるのに対し、この航路では運賃が少しだけ安いからかお土産のみ。お土産より、金券の方がいいなあ・・・。お土産で利用促進につながるかどうかはやや疑問で、利用促進というより、おまけといった感じかな。 一般客には利用しにくいダイヤなので、乗客のほとんどはトラックドライバー様。夏季のごく一時期を除いてすいていることが多いし、夏季繁忙期でも最後まで予約が取りやすい穴場的な便となる。 アルコール類の自販機は封鎖され、売店での対面販売のみ。不便ではあるが、一般客にとっては普通なら飲酒する時間帯のダイヤではないので、この便に関しては、トラックドライバーの飲酒運転防止の観点から仕方ない面もあるかと思う。 冷凍食品の自販機は種類も豊富で、特別にまずいわけではないのだが、量が少なくて高い。2つ食べると千円近くして、冷凍ものの食事に千円かかるのには抵抗が強い。ドライバー様は皆、事情を熟知しており、それぞれが弁当や惣菜を持ち込んで一杯やっていた。 旅客需要の低い本船では、レストランの廃止、自販機化はやむを得ないかもしれない。航海中の食事は1回だけなので我慢できる範囲だし、他の合理化船のように船室をモノクラスにするのでなく、1等船室を用意してくれているので有り難い。乗船前に弁当などを購入して持ち込み、割り切って乗船すれば、船内は新しくて、すいているので快適な船旅を楽しめると思う。 案内所前には上部のデッキへの大きな階段があるが、非常時以外は通行禁止との事。乗客が出ることができる外部デッキは両舷と船尾側の狭い通路のみとなり、しかも夜間は外部デッキへの出入り禁止となる。 客室乗務員は蝶ネクタイのおじさま達ばかりだが、儲けにならない一般旅客や乗用車に対しても接客態度は良好だった。以前、他船で態度の悪さに呆れたのだが、本船では気持ちよかった。 |
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更新履歴 | |||||||||||||||
H19.04.27 運航会社変更に伴い、ほぼ全文書き直し。 H22.01.19 1等室の写真のみ差し替え。サービス体制の確認。 |
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