シルバークィーン (八戸〜苫小牧) 【川崎近海汽船株式会社】 評価:★★ |
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アルコール類が対面販売で著しく不便! | |||||||||||||||||||||
シルバークィーン(八戸港) |
内航貨物船がメインの川崎近海汽船が唯一運航している旅客フェリー航路。以前は東日本フェリーも運航していたが、全便川崎近海汽船の運航となった。この船も最近のフェリーの傾向どおり合理化船で、レストランは無く、冷凍食品等の自販機コーナーで対応しているが、食事時間に当たらないので特に不自由はない。上り八戸行きは、寝不足にはなるものの夜行便で便利だが、、逆に下り苫小牧行きは、ちょっと利用しにくい朝発の昼便である。 平成10年就航。総トン数7000トン。 (利用時期:平成22年3月) |
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Cabin〜船室は快適か? | |||||||||||||||||||||
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Public Space〜営業施設・公室は充実しているか? | |||||||||||||||||||||
※エレベーターは巷で有名なS社製。 |
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Infomation〜船内案内・感想など | |||||||||||||||||||||
平成19年11月のダイヤ改正により、燃料節約の為か上下便とも入港時刻がやや遅くなった。八戸行きの場合、早朝の30分差は、一般客にとっては少しでも睡眠時間を延ばせるのでありがたいと感じるが、トラックにとってはどうなのだろうか?はるか昔は夜行便は睡眠時間を確保するためか、6時すぎの入港だったものだが。苫小牧での乗船開始時刻は、1時間前の20時15分から開始してくれるという配慮がある。未明の下船は一般客にはつらいが、未明下船が嫌なら「べが」を利用すればいいだけの話なので、船内休憩を期待するのは乗組員の労働時間が増えるので無理があると思う。入港前に早々と客を部屋から追い出そうとしないのは好印象かな。 アルコール販売への規制が自販機撤去、対面販売に続いて、入港前の対面販売も不可となり強化されている。ある新聞に飲酒運転撲滅のキャンペーン広告が出ていたのだが、その中の協賛企業にこの会社も名を連ねていた。売店でしか購入できないのは銘柄が限定されるのでかなり不便に感じるが、時代の流れとしてやむを得ないと思う。 船内に掲示されている非常脱出経路図に、以前は乗組員区画も部屋の職名まで詳細に記載されていたのだが、乗組員区画の部分は白いテープで隠されていた。防犯対策としてとても良いことだと思う。(無防備にマリンガールとか記載して掲示している船を時々見かける) トラックドライバー様向けに冷凍機は船内電源を使うように船内や地上で入念な掲示が随所に見受けられた。船内電源使用の方がエンジン使用に比べて経済的で安全であることをしきりにPRしていた。従来の並行他社がこの辺りに甘くて、対応に苦慮しているのではないかと想像する。 船の規模、航海時間等を考えたら、完璧な旅客合理化船と思ってたいして期待していなかった。しかし、個室のおかげで、快適な船旅を過ごせた。1等との運賃差は小さく、特等がお勧め。旅客区域の合理化といっても、上級船室さえあれば、航海時間が短い区間ならさほど苦にならないと思った。 食事についてはこの航路のダイヤなら自販機のみでもじゅうぶん我慢できると思う。例えば上り八戸行き夜行便を利用する場合なら、出港が21時15分なので、事前にすませてから乗船できるし、苫小牧のターミナルでは食堂、売店ともに営業しているので持ち込みも容易である。朝は早いので、朝食は不要。下り苫小牧行き昼便なら、昼食を1回だけ自販機で我慢すれば良い。各港の売店では数は少ないがお弁当の販売もあった。 船内の数ヶ所に監視カメラが某スーパーのように、わざと見えるように設置してあった。また、「パトロール」と記したジャンパーを着た乗組員が何度か船内巡視を行っていた。物騒な世の中なので仕方ないかと思う。 平成22年11月追記 ペット同伴については、1等の専用の部屋のみ同伴可能に変更されています。 |
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更新履歴 | |||||||||||||||||||||
H19.03.09 2等の写真を追加、1等の写真を差し替え、他サービス体制の確認。 H19.12.20 ダイヤ改正及び配船変更に伴う修正、1等和室の写真追加。他サービス体制の確認。 H20.12.22 特等室の写真を差し替え。 H22.03.29 サービス体制の確認のみ。 |
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