2011-01-12
ブログを書くこと、その地獄
ライブドア様から声をかけていただき、↓の企画に参加しました。
パワーブロガーとかいわれると照れますね。あと、罪山はブログで食ってないですよ?
で、今回は、この企画では書けなかった、ブログを書くことについての「せきらら」すぎる話をしてみます。
まず、大前提として、罪山にとってブログは趣味です。だから、プロ意識とか責任感とは無縁なところで気楽に楽しく好きなことを書きたいと思ってます。
でも、ただ「好きに書く」だけが目的なら、それこそチラシの裏にでも書いて誰にも見せなきゃ良いわけです。公開する以上は、読者に「楽しんで欲しい」「共感して欲しい」という気持ちは当然あります。
だから、それなりに読んで貰えるような工夫もしてて、そこにある程度の手応えも感じてます。
と、ここまでは平和な話。
と・こ・ろ・が
そこそこアクセスが集まるようになったある日、心の中でもう一人の自分がこんなことを言い出したんです。
『楽しんで欲しい』とか『共感して欲しい』って気持ちの裏に、『俺のこと認めてくれー!』って自己愛があるよね?
つーかさ、本当は、他人を楽しませるとか共感させるとかは、どうでもよくって、「この人は面白い人だ」とか「この人は違いの分かる特別な人だ」とか、分不相応に価値ある存在として認められたいんだよね?
そして「こんなイケてるブログやってる俺、カッケー!」って悦に入りたいんだよね?
この自分の声を聞いた時からが本番。げに恐ろしきは自意識過剰。
他人からの批判はスルーできても、自分の思いはスルー不能ですからね。
さあ、自分という名の地獄の始まりでございます!
\(^o^)/
まあ、冷静に考えれば、アウトプットに自己愛の側面があるのは当たり前ですよね。上のは、そんな当たり前のことをいやらしくいってるだけ。
でもおおお! そうだとしてもおおお! 分かっていてもおおお!
一度意識してしまうと縛られてしまうのです! ぐぬぬ
それ以来、意識的に何かを書こうとする時、常に自己愛ゆえに背伸びをして自分を大きく見せようとしてる……気がするんですね。
問題は「気がする」ってこと。「気がする」から「気になって」さらに「気違いじみて」くるんですよ。
ものスゴく極端な例を挙げましょう。
文章のなかで「リベラル」って言葉を書こうとしますよね?
すると、もう一人の自分が嘲笑します
「へえ、リベラルとか横文字で書くと賢そうだよねー」
うわーん!
と思って「左翼っぽい」に変えます。
すると
「なるほどねー左翼って言葉をだしてウケを狙うんだ、寒いねー」
また、うわーん!
で「進歩的」に変えます。
すると
「リベラルって書きたいところを敢えて漢字で進歩的ですか、その方が重みがあるもんね。イタイけど」
どないせいというのか!
で、へろへろになりながら、結局「リベラル」って書いたりするわけです。
「自分の言葉で語れ!」っていうのは決り文句だけど、こうなると本当の自分の言葉なんて、分かんなくなるんですよ。
どうやっても、何を書いても、何かのフリをしてる気がしてしまう。
賢いフリをしたり、バカのフリをしたり、冷静で理性的なフリをしたり、アツくて頑固なフリをしたり。空気を読んで、読んで、読み切ったつもりになって、一番大きく見えそうな自分の虚像を作ってる……ような気がするんです。
いやまて、そういう自意識も含めて自分なんだから、本当は虚像じゃないのかもしれない。単に読者の興味をひく為に色々工夫してるだけかもしれない。でも出発点に自己愛がある以上、そんな工夫をするのも実は虚像を作るためかもしれない。というか、虚像じゃない本当の自分とやらもよく分からない。いやまて、そういう自意識も含めて自分なんだから……
という、無限ループ! エンドレス俺!
ともあれ、常に「自己愛ゆえに自分を大きく見せようとしてる」疑惑を自分で勝手に抱えてるワケなんです。すると、自己愛は自己愛ゆえに、それを他人に見破られたくないと思うんですね。
他人には「本当に大きな自分」を見て欲しいんです。
つまり
「自己愛を隠してることを誰にも気づかれずに、しっかり自己愛は満たしたい」
ということ。
認めたくないけど、これは、「風俗に行って風俗嬢に説教した上で尊敬されたい」というオッサンの願望とスゴく近いんですよ、たぶん。
風俗で説教するオッサンが自分の事を棚に上げるように、俺はエクスキューズを入れて、自己愛を巧妙に隠しつつ、他人に認めてもらおうとしている……気がしてしまうのです。
そう、全てが卑怯なエクスキューズに思えてしまう!あうあう。
「個人的には……」「俺の場合は……」と書けば
そのココロは「あなたの価値観は置いといて、俺を認めてください」というエクスキューズ。
「ナンチャッテ」
そのココロは「ネタなんだから、マジに取らないで、俺を認めてください」というエクスキューズ。
そのココロは「不倫はしたけど、根は誠実でカッチョイイ俺を認めてください」というエクスキューズ。
↑と、こんなこと書くのも実は「こういう真面目っぽい話題の途中でも、山路徹ネタとか入れる気の利いた俺を認めてください」というエクスキューズ。
↑という風に、ネタバラしをするのも「こうやってタネをさらけ出してるんだから、俺を認めてください」というエクスキューズ。つーか、このエントリ自体がそうなんです。
↑という風に書くのも(以下略)
たすけてー!
もうねー。
こんなんなったら何も書けなくなりそうなもんですが、それでもなんだかんだでエントリを書いてしまう程度には面の皮が厚い俺なのです。
ここまでが「書く」までの地獄。
気楽に楽しく書くことを心がけて、これ。
もう長すぎるから詳述はしませんが、書いて公開すると、さらに他人の目を気にしまくって自意識がオーバードライブ!
震えるぞハート!燃え尽きるほどヒート! いや、本当に神経が燃え尽きそう。
ブコメとかで反応をもらったら、それをネタに自分国会が招集されてエライことになったりとか、
疑心暗鬼になって、実在しない悪意や批判を自分で勝手に作り上げて、それに対する反論・再反論を自分の中で繰り返す泥沼の自分論争が始まって眠れなくなったりとか、
延々と地獄は続くのです。俺、独りの中で。
俺は一体何と戦っているのか? 答え、俺。という俺俺俺の俺地獄!
ITという世界中とつながれるはずの技術を使ってるのに、なぜか自分ばかりが肥大してしまうって、どぉなっちゃってんだよ? 人生頑張ってんだよ!
もうイヤ。
でもねー。イヤよイヤよも好きのうちなんですねー、これが。
実はこんなふうに自意識に悶えながら書くのがちょっと楽しかったりもするんですよね。
イキオイで「もう死にたい!」と思ったことは結構ありますが、本当に具体的な自殺の計画を立てるくらい追い詰められたことはないし、これからもないでしょう。だったら、地獄のような思いをしてみるのも人生経験…………………………かなあ?
いや、まあやっぱ書いてて純粋に良かったこともありますからね。色んな人と知り合えたり、色んな経験ができたりね。(と、あわててとってつける)
と、いうわけで、結論!
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2010-12-27
2010年このマンガが面白かった
どもども。年末ということで、今年読んで「これは面白い!」「オススメ!」と思ったマンガをザクザク紹介。全て罪山主観ですのでご了承ください。
1.今年のベスト3
まずは、特に良かったベスト3作品を紹介
もう素晴らしいのひとこと。
特に、時次郎が守る子ども太郎吉を自閉症児(ちなみに『格闘探偵団』に出てきた子と同じキャラクターです)にするという大胆なアレンジを加えているのですが、これが見事にテーマと噛み合い、作品の底を広げているのです。
自閉症の描き方も、困難としての側面だけでなく、かけがえのない個性であることもしっかりと伝えており、作者の目線の正しさと温かさを感じさせてくれました。
今年は本作が読めただけでも良い年でした。
上野顕太郎『さよならもいわずに』
今年読んで最も心を揺さぶられた作品です。
最愛の人の死。それによって意味を失う世界。
どうしても、もし自分なら……と考えながら読んでしまいます。
羽海野チカ『3月のライオン』
言わずと知れた将棋マンガ。
『ハチワンダイバー』や『月下の棋士』のような将棋の対局がメインの作品ではなく、将棋の才能を授かった主人公を軸にした人間ドラマです。そのため非常にレンジが広く、将棋に興味がない人でも引き込む傑作です。
ちなみに、映画好きな人は始めてこの作品のタイトル見た時「?!」となったと思いますが、ほとんど同タイトルの映画が存在します。
矢崎仁司監督『三月のライオン』
内容は全然違うんですが、設定や描写でちょいちょいシンクロしてる部分があるので、好きな人は合わせて見ると良いと思います。
2.アツイ少年マンガ? だったら、週チャンに任せとけ!
続けて、みんな大好き週刊少年チャンピオン連載作品から檄アツの3作品を紹介
熱いハートの主人公が、化け物とコンビを組んで戦う伝奇モノ……、まあ、ぶっちゃけかなり『うしおととら』な作品。ただし本作は、安易にフォーマットを流用するのではなく、偉大な先行作品を下敷きにして、いかにして新しい物を作るかという挑戦をしているように感じます。
そしてその挑戦は成功しつつあるのではないか、と。
個人的には人間の弱さの描写と、女の子のかわいらしさ(重要!)にシビレてます。ストーリーも回が進むごとに加速的に面白くなってきて、今一番先が気になるマンガです。
フクイタクミ先生が本作の前に短期集中連載(全8話)してた『ジョギリ屋ジョーがやって来る』もムチャクチャ面白かったので、単行本化して欲しいところです。
佐藤タカヒロ『バチバチ』
土俵を舞台に、超正統派のスポ根を注入! 『オレは力だ!』以来の週チャン本気の相撲マンガです。
リアリティとファンタジーと根性の絶妙のバランス、そしてベタだけど燃える展開。まさに「俺たちが読みたいスポ根はこれなんだよ!」と叫ばずにはいられない作品です。
実時間にして1分以下の中で二転三転させ手に汗握らせる取り組み描写も圧巻ですよ!
事実上、週チャンのエース作品といえる自転車マンガ。今年は講談社漫画賞に
当て馬としてノミネートされたりしてました。単行本も15巻を数えましたが中だるみは見えません。個人的には極悪キャラ御堂筋くんが大好きです。
3.絶望に抗え!
次は、シャレにならん絶望に抗う人間を描いた読み応え抜群な3作品を紹介。
塀内夏子『明日のない空』
塀内夏子先生といえば、少年マンガのイメージが強いのですが、近年精力的に発表されている青年マンガが実に素晴らしいのです!
一家心中、貧困、心の病、といくつものどうにもならない困難に見舞われて、それでも前を向き人生に立ち向かおうとする主人公の姿は胸を打つものがあります。
諌山創『進撃の巨人』
説明不要ですね。設定や世界観の圧倒的な吸引力と、熱いネーム。今年の後半はこの作品で持ちきりだった気がします。
久慈光久『狼の口』
まさにブラック勧進帳! 安宅の関で弁慶と義経が芝居を打つんだけどバレてぶっ殺されちゃう──みたいな話です、今のところは。
カタルシス少なめで、かなり読者にストレスを強いる面はありますが、実は物語を通じて細い希望の糸がつながっています。また、堅牢に見える関所側にもほころびがないわけではありません。
このわずかな希望は大きな成果をつむぐことができるのか? 関所は破られるのか? 史実を勉強せずに続きを待ちたいと思います。
4.笑う門には福来たる?!
ギャグ系の作品も3作品ピックアップ
函岬誉『嫁姑の拳』
ウチの嫁さんのイチオシです(笑)
嫁姑モノに、格闘バトル要素を大胆にぶち込んだ作品。回を追うごとに悪ノリが加速していきます。ブレイクしそうでなかなかブレイクしませんねー。スゲー面白いのになぁ。
田中圭一『みなりの青春』
お下劣ギャグの大家、最近ではマンガを描くソフトでも話題の田中圭一先生の最新作。これがまたとびきりお下劣です。「都条例がなんぼのもんじゃい!」の台詞に偽りなし。
個人的には中学生のころサンデーで始めて田中先生の『ピースケ』を読んだ時の衝撃がまだ忘れられません
なんだかんだで、やっぱ面白いです。
日本一売れてる雑誌で、とことん悪ふざけ。こないだもジャンプ本誌で海老蔵ネタやってました。攻めるなー。
ちなみに、『銀魂』はアニメも最高です。原作への愛と理解が素晴らしく、しかも釘宮さんの隠語が聴けるというおまけ付き。来年、新シーズンが始まるとのことでこれも期待です。
5.君に胸キュン!
そんなに観測範囲は広くないですが……少女マンガも3作品紹介
御多分にもれず、罪山もずっと吉田秋生作品を読んでるわけですが、初期の恭一・黄奈子シリーズのような情緒豊かな作品群から、『BANANA FISH』などのサスペンスフルな作品群を経て、この最新作『海街diary』にたどり着き、何か結実を見たよう気がしてるんですよね。って、これ罪山の勝手な感じ方なんですけど。
ここ数年は、コミックランキング本の常連となりつつあるこの作品。今年は小学館漫画賞も受賞し、今一番アブラがのってる感じでしょうか。
ネームのセンスがハンパないので、グイグイ読まされます。
個人的には秋姫回りより、赤沢さん×三郎坊の行く末が気になってます(笑)
本作と先の『海街diary』はどちらもflowers連載作品。flowersには他にも『坂道のアポロン』や『風光る』、奈知未佐子先生のショートメルヘンといった鉄板作品多めのナイスな雑誌です。
男子は、野球部→バット→チンコ
という完璧なメタファー!
いや、本当は3つめには『ちはやふる』を選ぼうと思ったんですけどね……
最初は「こんな処女と童貞の恋愛話、俺の人生に一ミリも関係ねえじゃん!」とか思ってたんですけどね……
読み始めると止まらないんですよね、これが。キュンキュン。
『先生!』も『高校デビュー』もそうだったので、たぶん罪山は河原マンガに弱いんだと思います。
6.大変お世話になりました!
エロマンガも3作品紹介。スマン!>奥さん
井ノ本リカ子『放課後にゃんにゃん』
ぷにぷにで、ぽわぽわで、にゃんにゃん!
最高すぐるっ!
内気な彼女と濃厚なセックスにふける一週間を描いた全6話の「ラブリデイ」には、今年一番お世話になりました。
葵ヒトリ『ヒトノツマ』
今や人妻NTRの第一人者となった感のある葵ヒトリ先生の最新作です!
あり得ないオチ方をするNTRファンタジーはますます絶好調!
みやびつづる『母の哭く家』
まってましたの、みやびつづる先生の完全新作!
肉感描写がたまりませんよ!
今年はこの新作以外にも『イノセント・チルドレン』『肉嫁』といった過去作品が再リリースされました。
7.お疲れさまでした!
最後に、ずっと追っかけていて、今年最終巻が発売された作品を簡単に。有名作品多めですが、どれも鉄板なので未読の方はお正月に一気読みしてみたらいかがでしょうか。
「俺は好きだけど、ジャンプでこれは無理じゃねーの?」と思ってたらやっぱり無理でした。
ここ数年の東村先生の充実ぶりはスゴいですね。
世界を守るファンタジーなのですが、すっとぼけたご近所感覚がタマランです。
アニメは第1期の方が好きでした。
本作で二ノ宮知子先生を知った人は、『平成よっぱらい研究所』『飲みに行こうぜ』などの泥酔系の作品も是非。
「原作を超えた」とかいう次元を更に超えたとこまで描ききりましたね。大傑作!
CM
そして恒例の自作の宣伝も。ぬけぬけと。
2010-12-17
都条例改正でも自主規制なんてしないもんね
うらぽんセンセ@uraponuraponが、デザイナーのホソダビソウ氏@misocoHB*1のアイデアで描いたPixiv漫画。
美しき弾圧者・都条レイ様(笑)
Pixiv見れる方はオリジナルをどうぞ→http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=15239512
と、いうわけで。既報の通り、都条例の改正案が可決しました。
「刑罰法規に触れる性交もしくは性交類似行為」などを「不当に賛美しまたは誇張」した漫画は自主規制(成年マークを付けるなど)しなきゃいけないそうです。しないと不健全図書に指定されるそうです。
へーそうですか。
ところで、罪山もうらぽんセンセと漫画を作ってるんですよね。これ「黒の女王」。
- 作者: 罪山罰太郎,うらぽん
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一部をWEBで公開してますが、本作の第2話に「幼女が手マンされてイッちゃうシーン」があります。
「黒の女王」第2話より↓
当たり前ですが、幼女に手マンするのは「刑罰法規に触れる性交類似行為」です。
で、これも当たり前ですが、現実に幼女が手マンされてイクわけないので、「不当に誇張」しています。しかも話の中でこの幼女は手マンされたことを肯定的に受け入れるので、「不当に賛美」してるといってもいいでしょう。
作者が言うんだから間違いありませんが、これは「刑罰法規に触れる性交もしくは性交類似行為」などを「不当に賛美しまたは誇張」した漫画です。物語に必要だから、そういう表現をしています。
自主制作(同人誌)ですけど、一応、ISBNコード取ってAmazonでも売ってます。もちろん東京都からも買えます。
なーんだ、俺の作品、バッチリ規制の対象ですね。わははは。
ま、でも、
条例が施行されても自主規制なんかしませんけどね。
だって必要ないもん。
今のままAmazonで売り続けるし、条例が施行される来年には都内のショップへの委託も考えています。
俺は本作が万人向けの作品でないことは知ってるし、一部の人を不快にさせるとこも知っています(現にうちの嫁さんはドン引きです・笑)。性や暴力の意味も分からない小さな子に読ませたいとは思いません。
一生懸命描いたけど、たぶん歴史に残る傑作ではないし、漫画文化の発展に寄与するような作品でもありません。
でもね。
だからって、規制するべき作品だとは思っていません。
俺とうらぽんセンセで作った何ら恥じることのない作品です。
過激な描写はあるけれど、ちゃんと内容が伝わるなら18歳未満が読んでも良いと思うし、不快に思うなら30歳だって読まなくていいです。読むか読まないかは、年齢関係なく読者が決めれば良い、それがこの作品を世に出す上での俺の判断です。
バカげた条例にビビって自主規制する気はさらさらありません。
で、もし都が不健全図書に指定するっていうなら精一杯抗議します(指定されるとAmazonで売れなくなる可能性大なんで困るしね)。
まあ、こんな超小規模で特殊な出版物が指定される確率はゼロに近いんでしょうけど。戦う気持ちと、覚悟はあるぜ! という話ですな。
あ、でも、本当に不健全図書に指定されたら、入手しづらくなっちゃうので、購入はお早めに〜。
なんてね。カッコイイこというついでに、自作の宣伝。その程度に不健全な俺なのですよ。
*1:『黒の女王』の表紙デザインをやっていただきました
2010-12-06
都知事のミサワ
Twitterで罪山@tsumiyamaがつぶやいてたら、うらぽんセンセ@uraponuraponが絵を描いてくれました(笑)
言わずもがなですが、元ネタはこちら↓
「ツライよ〜」
「辻仁成にはわかる」
「心に棚がある人」
「スパルタ教育」
CM
罪山・うらぽんコンビでシリアスなオリジナル漫画もやってます。
- 作者: 地獄のミサワ
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