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寄付:途切れぬタイガーマスク レスラー姿で寄付、図書カード、現金… /鹿児島

 県は13日、県内の児童養護施設へ「タイガーマスク」を名乗るなど匿名の人による寄付が同日までに新たに7件あったと発表した。

 県子ども福祉課によると、12日夕、上半身裸で顔には仮面をしたレスラー姿の男性が県内の児童養護施設に突然訪問。牛丼のレトルトパック32食分を職員に手渡した。メモには「名もないサラリーマンの心からのプレゼントです。牛丼を食べてスーパーヒーローをめざせ。ひっとべ薩摩隼人。5人のパパのキン肉スグル」と書かれてあったという。仮面レスラー姿の本人写真も同封されていた。「キン肉スグル」は漫画「キン肉マン」の主人公。

 また13日朝、鹿児島市の中央児童相談所正面玄関前に紙袋があるのを職員が発見。中には500円分の図書カード20枚が入っており「未成年で少ししかお役に立つことができませんが、心から子供たちの健やかな成長を願っています。タイガーマスクジュニア」と書かれたメモがあった。

 他にも「伊達直人」や「タイガーマスク」を名乗る人からランドセルや現金、文房具などが県内各地の児童養護施設に届けられたという。

 同課は「児童養護施設の子供たちの存在が知られるきっかけにもなり、善意はありがたい。子供たちもお礼がしたいので、ぜひ実名での寄付を」と話している。【黒澤敬太郎】

毎日新聞 2011年1月14日 地方版

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