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【岐阜】

クリ新品種「ぽろたん」で料理 県、レシピ集に9品選び試食会

2011年1月7日

(右)ぽろたんを使った「くりーむシチュー」(左)ぽろたんの焼きグリ=いずれも県提供

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 クリの新品種「ぽろたん」の生産に力を入れる県が、一般から募ったぽろたんの料理レシピ9品を選定した。家庭でできるクリ料理を紹介し、ぽろたんの消費拡大につなげるのが狙い。14日に岐阜市で試食会を開き、お披露目する。

 ぽろたんは国が開発し2007年に登録された新品種で、熱を加えると渋皮が簡単にむけるのが特徴。甘みも多く、ほくほくした粉質のため、東濃名産のくりきんとんに適しているほか、丸ごとの形を生かした料理にも使いやすいという。

 県内のクリの収穫量は840トンで、全国4位の一大産地。県はぽろたんのニーズが今後高まるとみて、クリ産業の強化のため苗木への補助など栽培を促進している。

 生産の拡大を見越し、一般家庭での消費ニーズを高めようと、県中山間農業研究所中津川支所が昨年9月、主婦や料理教室の講師ら20人にぽろたんを使った料理の研究を依頼。60種以上の料理が寄せられ、うち9品をレシピ集にまとめることにした。

 レシピ集では、サケとクリの炊き込みご飯や焼きグリのほか、クリを丸ごと入れた「くりーむシチュー」や甘露煮など家庭で楽しめる料理を集めた。

 県はレシピの発表試食会を14日に岐阜市市橋の市橋コミュニティセンターで開く。一般からの参加者も先着20人募集し、13日まで申し込みを受け付ける。問い合わせは県農産園芸課野菜・果樹特産担当=電058(272)8436へ。

 (中崎裕)

 

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