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どんと祭:きょう各地で 監視強まる御神火 神社困惑「ごみ入れないで」 /宮城

毎日新聞 1月14日(金)11時42分配信

 小正月の神送りの祭事「どんと祭」が14日、県内の神社などで行われる。毎年多くの参拝者が、門松やしめ縄などの正月飾りなどを燃やす「御神火(ごじんか)」の周りを練り歩き、一年の無病息災や家内安全を祈願する。しかし、不要になったぬいぐるみやごみを御神火に投げ入れる参拝者が後を絶たない。昨年は乾電池が破裂し、参拝者や宮司がけがをする事故が発生。持ち込み品のチェックを予定する神社もあり、参拝者のモラルが問われている。【須藤唯哉】
 ◇昨年は乾電池破裂事故も
 大崎八幡宮(仙台市青葉区)のどんと祭は約300年の歴史があると言われ、全国でも有数の規模を誇る。05年1月には仙台市無形民俗文化財に指定された。毎年6万〜10万人の参拝客が訪れ、今年は約8万人の人出を見込んでいる。
 八幡宮によると、門松やしめ縄などの正月飾りやお札など「神が宿る」とされる物を御神火に投げ入れる。だが、ぬいぐるみや日記など思い出の品を投げ入れる参拝者がいるといい、「気持ちは分かるが、神事の趣旨を理解してほしい」(大崎八幡宮)と困り顔だ。
 また、家庭ごみを投げ入れるケースもあり、これまでに御神火の跡からは、溶けた乾電池やタイヤのホイールを発見したこともあったという。
 このため、大崎八幡宮は、約10平方メートルの御神火の周りに職員ら20〜30人を配置し、不適切な物品が投げ入れられないよう警戒する。
 御神火に投げられた乾電池などのごみが事故につながったケースもある。
 愛宕神社(仙台市太白区)では昨年のどんと祭で乾電池が破裂し、参拝者の女性の頭を直撃。現場を確認しようとした宮司にも別の乾電池の破片が当たったという。同神社によると、宮司に当たった乾電池は社務所の屋上で発見されており、破裂の威力は小さくないとみられる。
 同神社では今年、対策に乗り出し、参拝者が持ち込む品をチェックする。御神火に向かう3カ所にテントを設置。参拝者が投げ込む前に計約10人のボランティアがチェックし「事故がないように体制を整えた」(同神社)という。
 一方、電池メーカーなどで作る電池工業会(東京都)も乾電池を火にくべる危険性を訴える。同会広報部によると、乾電池は密閉されており、加熱されると内部の水分などが膨張し、破裂するという。広報部は「破裂、発火の原因になるので、電池を火の中にいれるのは絶対にやめてほしい」と呼びかけている。

1月14日朝刊

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最終更新:1月14日(金)11時42分

毎日新聞

 

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